教師という仕事は、子どもが成長するのをそばでみていて援助することかな、と思います。 一人ひとりにとって、望ましい方向があって、そこにいたるために、私はいろんな手立てをこうじます。 思いっきり褒めたり、励ましたり、冗談で笑わせたり。 そして、こっぴどく叱ったりします。 逃げだそうとする前に立ちはだかる壁にもなります。
それは、楽しくないし、わかってもらえないことも多いけど、でも、子どものうちに、悪いことをしたときはきっちり叱られるということを経験しておくということは重要だと思うので、ぴしゃりと叱ります。
「教師じゃなければこんなふうに人間関係に波風立てずに笑ってすごせるだろうになあ・・・」と思うこともありましたが、叱ることもお仕事と、最近は達観の境地です。
叱るということについて、まったく同感という文章を見つけたのでご紹介します。 じっぽさんの活字中毒R。10月16日のものです。 http://www.enpitu.ne.jp/usr6/bin/day?id=60769&pg=20041016
この前、私はちょっとしゃれにならないような大きな失敗をしました。 日記に書く気にもなれないような、深刻な失敗です。 100%私の過ちで、弁明のしようもないので、私は覚悟を決めて校長室に謝りに行きました。 校長先生は、私を叱りませんでした。 声を荒げることなく、善後策をたててくださいました。 このことで私がどれだけ救われたか、本当に感謝に堪えません。 もしも、あそこで叱責されていたら、ぺしゃんこにつぶれて落ち込んで、二次的な失敗を重ねてしまったような気もします。
叱る、ということは本当に難しいです。 私も校長先生のように、しかるべき時、叱り方、ちゃんとコントロールできるように気をつけなければならないと思います。
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