2005年01月18日(火) |
わかってもらいたいなんて |
人手不足のため、誰も期待していない中、断りきれずに組合の役員に立候補する羽目になってしまいました。 日記にて、どういう事態なのかを説明しようにも、自分がまったくよくわかっていません。 とにかく、立候補して、信任投票で役員になって、一年間そこに名を連ねるんだそうです。 一事が万事、そんな感じで、言われるままです。
今日は夕方から、立候補者の激励会(!)ということで、会合がありました。 立候補者が一堂に会して、立候補に当たっての抱負を表明する、という、意欲も主体性もない私にとっては、まったくもってとほほ、という感じの会でした。
それ以上にとほほだったのが、推薦者の応援演説です。 同期のよしみで、コーキー先生にお願いしました。 快く引き受けてくれたものの、 「で、きよこ先生のアピールポイントって何?」
「・・・えっとー。 うーん。何でもいいよ。適当になにか言って」
まあ、それでも、同期でやっているわけですから、私の学校での働きを近くで見ているわけで、ほめちぎる必要はないけれども、何か私らしさにあふれるエピソードとか、そういうのを期待していたんです。
そして、コーキー先生の番がやってきました。 やり手の人ですから、まったく物怖じせず、壇上に。
「きよこ先生は、国語を教えています。 そして、部活では卓球部の主顧問をやっています。 きよこ先生はなによりも、自分を大切にする人です。 自分を大切に思える人は、他人のことも大切に思えるようになるそうです。 きっと、きよこ先生もまわりの先生達を大切に思って組合活動をがんばってくれることと思います。」
ああ、私って、そういう風に見られてたんだあ・・・。 2年間一緒に働いてきても、私のことあんまりわかってもらえてなかったんだあ・・・。 応援演説の場ですから、実際の人物よりも5割り増しぐらい好人物としてほめちぎって言っているんでしょうね・・・。 なんだか、妙に虚しい気持ちになりました。
応援演説をお願いしておいて、その内容にけちをつけるなんて、なんてわがままなやつだと思います。 自分のことをわかってもらいたいなんて、ただの私のエゴです。 そして、わかってもらいたいと思うくせに、コーキー先生と積極的に関わろうとしてこなかったし、私がコーキー先生をわかろうともしていないのです。
業の深い女め。
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