くまま 読みの日記
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2002年06月27日(木) アドラー

朝から節ちゃんが来た。
なんでもこの後、札幌まで行くらしい;
「セッちゃん、これから、飛行機で北海道へピヨに会いに行くんだって。」
と言うと、
「行く、行く、かーくん」と言うので、
「いいよ、でも、ママ行かないよ。セッちゃんと二人で行けるなら、行ってもいいよ」
と言うと、
「セッちゃん、テチュ(手ツナグ)」と言うので、再び、
「ママ、行かないんだよ」と言うと、
「ママ」
「ママは行かないよ。クーくんの代わりに病院へ行ってきてあげる」
と言うと、どうも行きたいけど、「いく」って言えなくなってきたらしい(笑)

3時前の便が取れたので、12時にあわただしく出ることになると、クウは
「だっこーお、ちゅうちゅう(抱っこするする)」
連発で離れない。
昨日の咳に続いて鼻水ダラダラなので、昨日予約した通り病院へ行く予定なので、マンションの下の軒ギリギリまで見送って、クーを抱き受けると、クーは大泣き。
「いぐー、いぐー、せったーん」
^_^;

しばらく玄関で1人長靴に足突っ込んだりしてなきつづけていたので、セッタンが買ってきてくれたカップスープを牛乳で作ってやって、
「セッタンが買ってきてくれたスープ、作ったけど、飲む?」
と聞いたら、
「にょむ」
とベソベソで戻ってきて、ヒックヒックいいながら、途中、
「熱い〜〜〜」と分からんことを言って泣いたものの、全部飲み、
「おっかーり」。
残っていたマンゴープリンを完食して、無理やり布団へ連れ込むと、3冊目のこぐまちゃんです〜っと寝てしまった。

病院へ行くために2時間した頃、電気をつけると、ムクっとおきたなり、
「セッタン」
・・・いつもは「パパ」なのに;

タクシーを呼ぶと、自分のリュックにおもちゃを詰めてしょっていくと言うので、背負わせる。

病院では診察室に入って一泣きし、処方箋を出してもらうと、トーマスの絵の薬袋に入れてくれたので、クーはご機嫌に、「やっきょく、やっきょーく」と薬局へ紙を出しに行き、いつものように隣の文房具屋で10円だか30円だかのガムを買って、おばあちゃんに迎えに来てもらって、高坂へ行きました。

夜は旬彩中華工房。
クーが歩くかその前以来だなあ。
クーはおばあちゃんちでオヤツ食べまくりだったので、食べる気なし。
返ってゆっくり食べられるので、気楽に行ったら、最近得意の「帰る」を連発。
上がり口で私の靴を履いたりして、本当に帰りたいらしい。
何度言っても、「帰る」。
泣いたり騒いだりするわけではないので仕方なくほっておく。

帰りにコモディへさくらんぼを買いに寄ったので、銀行へ用で、クーを抱いて一旦みんなと離れたので、クーと話す。
「くーちゃん、みんなでご飯食べるのに、あんなに帰る帰るって言ったら、くーちゃんが楽しくないと思って、おじいちゃんもおばあちゃんもパパもママも楽しくなくなっちゃうね。みんなが食べ終わったら帰るんだから、帰るって言わないで、ちょっと待っててね。」
と言い、最後にいつもの「オッケー?」とOKを促すと、小さな声で「ッヶー」と言った。
とても神妙に聞いていた様子。

おばあちゃんちでは、一度も自分から帰ると言わなかった。

おばあちゃんちから帰って、パパが買ってきてくれた巨峰を食べて、いつもなら全部食べるのを途中で遊びだした。
しかも、今日おじいちゃんに買ってもらったバルジーを連結するんだと、出来ないってキーキー泣く。
車だから連結しないんだよ、と言っても、今日はまるで聞かない。
「泣いたら楽しくないね。泣き止んだら一緒に遊ぼうね」とテレビに目をやっていると、しつこく泣くので、
「ちょっとおいで」
とトイレに抱いて行った。
ちょっとビックリして緊張している風だった。
初めてだからね。
布団の上は、きっと寝かされるんだと思って余計泣くと思ったから、トイレにした。
ゆっくり話せる場所がほしかったから。

トイレでクーを膝に抱いて、
「今日はクーちゃん、具合が悪いんだよ。かわいそうだね。だけど、クーちゃんがあんなに泣いてたら、パパもママも楽しくなくなっちゃうね。どうしたかったの?何をしたら、クーちゃんも楽しくなれるのかな。」

泣いたり収まったりしていたクーも、次第に聞いてくれるようになったので、
「ボコとバルジーを連結したかったの?」
「じゃあ寝る?」
「じゃあ本を読もうか」
どれも「んんんん〜〜」と涙食いしばって泣き出しそうに首を振る。

でも、
本のNOが小さかったので、
「タイヤがゴロゴロ読もうか」
「こぐまちゃんとぼーる読もうか」
「ヘンリーと看護婦さん読もうか」
「パパが買ってくれた、乗り物イッパイの本、読もうか」
と本を一冊づつ上げていくと、ドンドンNOが小さくなる。

「じゃあ、パパが昨日作ってくれた、クーちゃんのベッド、見に行こうか」
と言うと、「ママ」
「そうだよ、ママとくーちゃんのベットだよ。行く?」
やっと「行く」が出たので、気が変わらないようにササッと布団へ寝かしたが、やっぱり泣き出す。
眠いんだよね。
仕方なく、泣いてるクーを抱きしめて、
「クーちゃん、知ってる?
昨日くーちゃん、夜ずっと寝れなかったから、ママこうやって、ず〜〜っと歌ってたんだよ。」
と、いつもの子守唄を歌うと、ほんの少しして、眠った。

怒らず、クーのワガママのママにせず、出来たのかなあ。

読み出したアドラーのように、「○○だと、ママ、嬉しいな」「そういうことすると、ママは悲しいな」という言い方をしてみたけど、ナンだか私が納得いかないなあ。
しばらくそれでクーの反応を待ってみたいけど、とりあえず感想としては、ちょっと押し付けがましいかな。

縦でなく、横の関係を子どもと作るための言葉とは、ちょっと思えない。
そうアカラサマに感情を押し付けられたら、子どもはその母親の感情に抗えないというだけの脅迫的な躾方ではないかと感じてしまう。
私の理解が浅いのと、使い方がまずいだけなのだろうから、こいつはちょっと難しいです。
でも、これで子どもが相手の感情を理解しやすいのなら、ちょっと続けてみたいよね。
まだ2冊あるので、頑張って読んでみましょう!


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