くまま 読みの日記
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昨日の前夜祭に行って、大きな過ちに気付いてしまった。
ヤバイ。 キリスト教なので、死を悲しむ必要は無かったんだった; いくら分かってても、式場で私だけボロボロ泣いていたけどさ。
慌てて、パパを送り出してすぐ、新しい手製本を作る。 天国のイメージ画像が無いかなあと検索したけど、探せども探せどもで、時間ばっかり取られていく。 已む無く、今一つなキリストの絵と、キリストに集まる人の絵で妥協。 本を作り終え、支度して、空神を起こしたら、すっかりヤバイ時間;
祭壇があんまりキレイだったから、早くに行って、ビデオ撮りたかったのに〜〜T_T 結局、30分前に来いと言われていたが、時間ギリギリに滑り込んだ。
今日は空神もピヨも礼拝堂の中。 空神は、賛美歌やお話しが終わる度に、その一瞬の沈黙に「終わった?」と聞く; ・・・誰も吹き出してくれなかったのが幸いさ・・・ T_T。。
今日の先生は、ずっとお爺ちゃま達を導いてくれた先生。 亡くなる前の土曜日に、お爺ちゃまを見舞ってくださった時の話をしてくれた。
眠っていたお爺ちゃまは、「吉野さん」と掛けられた声で、すぐに先生と気付いて、挨拶したそうだ。 とてもハッキリしていて、「私は、目も見えません。耳も聞こえません。長生きするということは、大変なことです」と言ったそうです。
祖父は、明治の生まれ。94歳だったかなあ・・・
多分東京の叔父はその後行ったんだと思うけど、言ってることが変だったそうなので、その時はもう、熱も出ちゃってたんだろうな。
独身だったらなあ。 近くに住んで、毎日でも行ってあげたのに。 でも、空神を見せてあげられたのは幸いだった。
夏に帰ってきた玲子は、おばあちゃま止まりで、八王子まで足を伸ばさなかったそうなので、お爺ちゃまにピヨを見せられなかった。 父も、何と、私が一緒に行ってくれと言って行った、あの日が最後となったそうだ。 空神のお陰だね、とセッちゃんは言っていた。
献花を終えて、さあ、撮ろう・・・と思うが早いか、とっととお花は摘まれて行った・・・ 仕方ないさ、遅れた私が悪いのさ T□T。。。
おじいちゃまは、昨日と同じ穏やかな顔。 今日知ったことに、肺炎だったそうだけど、顔は実に穏やかだった。 棺の中をお花で埋め尽くす。 空神は、白いカーネーションと、薄い紫の花を拝借。
斎場まではバスだった。 「かーくん、乗らない!」とまた言っていたが、残ってるわけにも行かないので、騙し騙し乗る。 乗ってしまえば、楽しいんだけどね〜。
昨日に続いて、恵お姉ちゃまと話をすると「ママ、お話ししちゃダメ」 ^^; 特に親しそうなのが、嫌なのかなあ; お姉ちゃまは、お爺ちゃまの弟の娘だから、父の従兄妹になるけど、年齢が、父と私の中間くらいなこともあって、あの一族の中では、一番親しい。 私のこっち方の従姉弟は、一風変わったのバッカリで、苦手なんだよね;
道が混んで、30分以上移動に時間がかかった。 斎場に付くなり、あっという間にお爺ちゃまとはお別れだった。
空神「おじいちゃま、何処に行っちゃうの?」 母「お爺ちゃまはね、あの中で燃やされちゃうの。死んじゃったから、体は燃やされちゃうけど、お爺ちゃまは天国に居るから、大丈夫なんだよ」 空神「天国に居る? 大丈夫なの?」 母「うん、大丈夫だよ」
最後に「大丈夫」と言われると、どんな説明がされても、大抵は大丈夫なもの。 話は流し方が大切だね。
待ってる間、ちょっぴりのお茶受けで待つ。 空神は玲子とピヨと、通路でキャーキャー騒いでいる; 相変わらず、ピヨは年中泣かされている;
空神に「ピヨにドンてしちゃ、ダメだよ。ピヨは赤ちゃんなんだから、すぐ倒れちゃうんだよ。ゴメンネしておいで」と言ったら、すぐゴメンネしたので、「お利巧〜〜〜」っとギュ〜っとした私に、玲子いわく、 「お姉ちゃんが甘いんだよ。だからくーちゃん、お姉ちゃんが見てないとこで意地悪するんじゃん」
あのな〜、それで母が恐かったら、マスマス見てないトコでやるだろっつうの。 私はあんたが居るから見てないだけで、見てたって同じとこ(ドンって押す;)はやるんだつうの。 空神には空神の理由(ピヨが抱きついて来るのが嫌&玲子を独り占めしたい)があるんだからさ〜。 今はその都度、言ってやるしか無いじゃんよ。 怒ったってしょうがないっしょ〜 怒ったら、それこそ、大人が見てないところでやるようになるぜ〜
「後1年経ってみな。ピヨの方がひどいかもよ」 と言ってやったら、閉口した妹であった。 空神よりピヨの方が、極小のころから、乱暴者だもんね〜っ
空神は朝から熱ッポかったので心配だったけど、斎場あたりで完全復活していた。
骨は、お年の割に随分、残ってました、と言われたが、母方の祖母の時同様、骨はピンクだった。
第2頚椎、耳骨、上顎骨、下顎骨、もう少しあったよな〜 「どこそこの、これこれの骨です」と説明される横で、「くーちゃん、カードで見たよね、上顎骨」とか嬉々としてやってる母子であった。 空神の真剣な顔が面白かったな〜(オイオイ;)
とにかく疲れたが、久々に従姉弟にもあったし、親戚にもあったし、何より空神を見てなかった皆に見せてあげられたし、良かった良かったヨネ。
お爺ちゃま、ありがとうね。
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