くまま 読みの日記
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2003年01月08日(水) たんぽぽ初日

昨日までは、
「明日、ママお仕事行くの? 空神くん、たんぽぽで泣きながら待ってる」
と言っていた空神だったが、イザ「今日」という日を迎えて、
「今日たんぽぽ行かない?」
と半べそをこらえながら言い出した。

試しで2日間行ったので、言葉で伝えて考えていたのを絶する「ママが居ない時間」の長さを知ったので、嫌になってるのは本当に良く分かる。

「ううん、今日からママお仕事だから、たんぽぽで待っててくれる?」
「イヤだ、たんぽぽ行かない。ママ居ないと寂しいから、お仕事行かないでよ」
と号泣しだした。
ママはダメだと踏んで、パパにもすがる。

何度も何度も、「ママ、お仕事に行きたいんだ。だから、空神くんは、たんぽぽで、ママのこと待っててくれる?」
と、何度も何度も話すうちに

「イヤだ」の一点張りだったのが、
ベソかきで「いいよ、待っててあげるよ」
になり、次第に、
「ママ、お仕事頑張ってね、行ってらっしゃーいって言ってくれる?」
と言うと、「いいよ」
と行ってくれるようになって来た。

時々、「ママ、たんぽぽで涙拭いてくれる?」「ママはお仕事行ってるから拭けないよ。先生に、拭いてもらってね。先生拭いて、って言える?」
「言える」と、号泣、半べそを繰り返しながら。

パパ「パパも仕事行きたくないんだよ〜」
空神「何で(泣きながら)?」
パパ「空神くんと離れて寂しいからさ」
空神「寂しいの?」
パパ「寂しいよ」

とやっていたが、私は断固として、「仕事に行きたくない」とは言わなかった。
ママも行きたくないのに、なんで空神も行きたくないたんぽぽへ行くのか?
という疑念を持たせると、空神を哀れにしてしまう。
最初から、家族の為にパパとママは働く、同じように家族に協力するために空神は保育園へ行く、だから、誇りを持って行ってほしいと思っていたから。

しかしそう考えると、幼稚園へ行きだしの子だって、同じように泣くわけじゃない?
「何のため」と言われたら、幼稚園の方が目的があやふやで、子供には可哀相だなあ;
「本人の為」というほどの所ではない。
どっちかっていうと、「みんな行く歳だから」だもんな。
理不尽だ。
私だったら、何と言って出したのかな?
最早経験出来ないことになったけど・・・


30分後、出発までには泣かなくなって、図書館の返却ポストを初めて楽しんでからたんぽぽへ行って、靴を脱いだ頃こらえた顔になってきて、離れるまで、泣かなかった。

行く前に外から泣き声を聞きによったら、ギャンギャン泣きながら、先生、ナントカ、先生、ナントカって吐き出すように叫んでいた。
ああやってでも話しをするんだから、先生のこと、頼ってるんだな〜 ^_^; と出社。


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