くまま 読みの日記
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2004年02月28日(土) 羽田空港

昨夜、またパチンコへ行くというパパにムカツイテ、「じゃあ、空神とママはどこへ行こうか〜。そうだ、羽田へ飛行機でも見に行こうか」と言うことになった。

急なことなので竜ヶ崎のジイ(は行く気がなかったが)も節ちゃんも駄目だったし、おばあちゃんたちは土日は趣味の世界で忙しいし、二人でいくことにした。

布団の中で起きそうな空神に、「今日、どこ行くんだっけ?」と言ったら、「お買い物」・・・;
「そうだっけ〜〜〜? マミーとか行くの?」
「違う、羽田」

確かに寝る前、飛行機色々売ってるから、ひとつだけ買って帰ろうね、って言ったっけ;
「羽田は行くけど、お買い物じゃなくて、飛行機見にいくんだけどなあ」


明け方までかかって日程本を作った甲斐があって、渡してやると、「おお〜〜〜」とか「わあ〜〜〜」とか挙句の果てには、作った本人に「ママ見てみなよ! モノレールだよ!」(笑)

10時半の電車に乗ろうと思ってたのに、やっぱりずれ込んで、35分に出る。
絶対45分のには乗ろうと思って、駅までノンストップ走行;

東上線から見られる電車は東上線と埼京線と有楽町線くらいな上、ギチギチに座って空神も母のヒザだったので、外も見られず、犬棒カルタのことわざを「あ」から
「頭隠して?」と振ると、
「尻隠さず!」と空神が答えてくれるので、これを続けて、最後に
「ん? んってなんだっけ・・・」
と言っているうちに、池袋へ着いた。
知ってることを思い出すだけで楽しく暇がつぶれるなんて、いいよなあ。
しかも良い復習になったりして(笑)

山手線は、上野回りだとやや遠回りだったけど、ちょうど読んでる「まわるまわる山手線」などで、上野回りだと新幹線や特急が見られるのが分かっていたので、そっちに乗る。
案の定、どんどんすれ違う新幹線などを見ているうちに、あっという間に浜松町へついてしまった。

ちょうどしょんべん小僧の像の近くで降りたので、空神が、「あれなあに?」と聞いていた。
なぜホームに水があるのか、とても不思議だったらしい。
春の火災防止週間らしく、小さな可愛い消防服を着たしょんべん小僧だった。

モノレールは、思った通り、結構空いていた。
窓際に陣取り、向かい合わせに座ったが、空神がヒザに来たがったのと、母が進行方向へ逆向きになるのとで、空神の席に移って、ヒザに乗せていった。
「ほんとだ、ゆっくりだねえ」
と空神が言った。
「モノレールって、あんまり早くは走らなかった気がする」と出る前に言ったからだろうな。
でも、流通センター辺りからかな? 結構駅からすぐ早くなるので、
「モノレールも結構早いねえ!」と感心したりもしていた。

羽田に着くと、空港とモノレールの駅のハザマにある模型に飛びついた。
「動かないの?」と聞かれたが、動かないようだったので、そういったが、とりあえずトイレに行きたかった母は、空神に何とか納得してもらって、まずトイレへ。

それから改めて見に行くと、「故障中」と書いて張られた紙があった。
その下に大きなボタンスイッチがあったので、どうやら本当は動くらしい。
「また今度来たら、動くかもしれないね」とだけ言っておいた。

朝一の会話で、空神的には空港で飛行機を買うのをとっても楽しみにしているようなので、それを後回しにして飛行機見ても、「早く買いに行こうよ」となるに決まってるので、真っ先に玩具のある店を探す。

前に行った店の場所が思い出せなくて、地図を見て「トイ」と書いてある店を見つけて、やっとこさたどり着いた。
でも、なんか違う店のような気がする・・・と思ったが、まあ色々ありそうだったので、そこで探すことにした。

トミカやプラレールもいっぱい置いてあったので、それもじっくりひとつひとつみていたけど、「トミカやプラレールはキリンさんでも買えるから、折角空港に来たんだから、飛行機買って帰ろうね」と言うと、その場を離れて、グルグル飛行機を探しに行った。

後ろから付いて歩いて、可愛いのは嫌で、リアル系が良いのが見て取れた。
しばらくあれもこれも見て、箱に入ったANAのとってもリアルな模型みたいのを手に取った。
「それにしたの? かっこいいねえ、空神の好きなANAじゃん」と言うと、箱を棚に戻しながら、
「うーーん、でもまだぼく、決めてないし・・・」
と言うので、
「まだ決まってないの? いいよ、ゆっくり決めていいから、グルグルみてごらん」と言うと、また動き出した。
と言っても、その頃には飛行機のコーナーが棚3つくらいなのは分かっていたので、その辺りをグルグルする。
膨らます飛行機がいいなあと思ったけど、空神が案外見ないので、ほっておいたが、それに集中して、ひとつひとつかかった袋の絵を確認しだした。
「空神、長いのがいいんだけど、ないんだよね」
と言う。
なるほど、天井にぶら下がった膨らます飛行機には、1つだけリアル系のがあるが、あとは皆頭デッカチの可愛い系。
でも、売っていたのは、残念ながら可愛い系ばかりだった。

またそれもあきらめて、しばらくトミカのところへいったり、色々していたけど、空神の楽しみのために来たので、決まるまで延々待ち続けた。

結局最後に、一度手にとってマジマジと見たあの、ANAの飛行機にした。
箱が立派だった割に、値段はそうでもなかったので安心;

パパたちへのお土産も決めちゃいたかったけど、空港に着いたのが1時すぎだったし、おなかも空いたので、とりあえず食べることにした。

いつも結局ぜいたくできなくて、JALのパン屋でパンとジュースで済ませていたけど、パパが昨日「贅沢してきな」って言ってくれたので、今日は最初から、レストランで食べる気で。

空港に着いたばかりのころ、「おいしそうだねえ。空神どれがいい?」とか話したレストランがあったんだけど、グルグル徘徊しているうちに、かなり遠くまで来てしまったので、もっと美味しそうなトコないかなあと思ったけど、似たような養殖レストランはさっき見た店より、2割くらい高い;
やむなく、ヘトヘトな空神を抱いて、空港の逆はしまで歩く。

やっとたどりついて、ショーウィンドウで食べたいものを決める。
ハンバーグとチキンとソーセージのグリルセットと、空神の苺パフェ。

席に着いて頼むと、空神はすぐに飛行機を箱から開けて、スタンドに立てたり、とっても嬉しそうだった。

最初に苺パフェがきて、空神は飛行機を置いて、それに取り組み始めた。
ほどなく食事も来たので、ソーセージを空神にやったが、「ハンバーグ食べたい」と言うので、ハンバーグを一口づつあげてたら、とうとう1人で全部食べてしまった;
期待したキチンはすっごく小さいし美味しくなかった上、お米がまたゲキマズだったので、母は何気にお米も進まなかった・・・
が、空神と半分筒苺パフェバクバク食べたので、結構OKでした♪

その後、もう面倒になってシバシバ見かけた美味しそうなシュウマイをおみやげに買って、展望ホールまで上がる。

思ったとおりの冷たい強風;
でも空神のだけエスキモージャンパーを持っていったので、空神は喜んで随分しばらく見ていた。
ANAの飛行機いっぱいで、ちょうど良いスポットに来たかな。

空神が自分で「もう降りる」と言ったので、下に下りて、帰途に着く。

モノレールのホームに入ると、乗ってきたのと同じ青とオレンジ色だった。
次発は赤いのだったので、一本見送って次発のに乗った。
大井競馬場が近づいたころ、反対側に乗って居たので、馬が見えないかと席を移った。
結局厩舎に1頭母が見つけただけで、空神には見せてやれなかったけど、空神が「あそこに座りたい」と言い出した。
見ると、なんと先頭車両で、先頭中央の座席が片方空いていた。

先頭車両に乗ってるって、今まで気付かなかったなんて〜〜〜〜っ;
面白い面白い。
こんなに水の上を走ってるなんてっ
ホントに1本レールの上走ってるよ〜〜〜っ

空神が「こんなに短いの?もう降りなくちゃいけないの?」と行きに言った気持ちが、よく分かったよ〜〜〜っ
確かに、1時間のる東上線、30分乗る山手線にくらべれば、20分そこそこで着いてしまうモノレールは、乗ってる時間が短すぎるよなあ。

また乗りに行こうね!

ふと、パパにおみやげ頼まれてたのを思い出した。
美味しそうなお菓子、なかったしなあ。
そこで思い出したのが、地雷屋の天むす♪

名古屋の店だけど、池袋の西武に入っている。
・・・空神が池袋まで持つかなあ;
「空神が池袋まで起きててくれたら、天むす付き合ってね」と言っておいた。

山手線に乗ると、席がなかった。
空神はスタスタと歩いて、奥のドアの所に立った。

今日行くための約束が二つあった。

1つは、途中で母が席を譲ったりして、空神1人で座ることになったりするとごねるので、そういうときは、座っていいから、一緒に「どうぞ」と気持ち良く言えたりこと。
もう1つは、座れる席が無かった時、みんなの席なんだから、「空神座りたい」とか言わないで、そういうときは、しゃんと立って乗ること。

・・・ちゃんと、覚えていたのかな?

行きにも、目の前で向かいのひとつ空いた席に座ろうとしたおばさんと席の間に、ドン! と足を踏み込んで、その席に座った男の人に唖然として、詰めれば母の横にもう一人座れたので、空神に「どうぞって言ってこられる?」と言ったら「ママと一緒に」と言ったので、席がなくなっても仕方ないので、空神を座らせておばさんを呼びに立ち、空神をヒザに乗せて来たけど、ひとこともごねなかったね。

山手線はたくさんの新幹線や整備車両を見ることがで来たので、ドアの横に自分でしっかり立って、元気に30分乗れた。

思いのほか、池袋まで起きていたので、地雷屋に付き合ってもらうことにしたが、池袋はもう込みだして、空神は人の波に埋もれてしまうので、已む無く駅構内は抱いて行った。
西武の入り口のインフォですぐ場所を聞いたが、思ったとおり、遠いんだ、これがT□T。。。

一心不乱に店をめざし、天むすを4つ買って、東上線に戻る。

さすがの空神も、東上線ではすぐに眠ってしまった。
いつも爆睡の母が、なぜか20分ほどうとうとして、起きた。
その後は不愉快すぎて、眠れなくなってしまった。

「ねえーーー、ねえーーー、買ってよーーーーー」
近くの席にいた、幼稚園のジャージの男の子。
となりのお爺ちゃんに何かねだっている様子。
おじいちゃんはシャンとして、気付かなかったけど反対隣に大人しくチョコンと座った弟のと、靴を2足分、キチッとそろえて、孫の要求にも一切応じない。
「お父さんが買ったら駄目って言ってただろう」とか、絶対に人前だからと言って「うん」と言って、黙らせないのが、素晴らしいと思った。

・・・が、その孫。
ダラリとなだれて座ったり、お爺ちゃんのモモに自分の足を引っ掛けたり、その間にも間髪入れず、何かをねだり続けている。
一体どう育ってるの???

どれだけ一言言ってやりたかったが知れないけれど、おじいちゃんのその毅然とした態度が無かったら、ホントに「いい加減にしろ!」と言ってたかもしれない。

高坂までパパに迎えに来てもらい、起きた空神も「ただいま〜」と車に乗り込んだ。

おじいちゃんちで飛行機やモノレールの話を、おじいちゃんたちにしてあげました。

夜、「今日、何が1番すごかった?」には「飛行機がシューーーって飛ぶところ」。
「何の時が一番大変だった?」には「朝駅まで走って行ったの」が大変だったと聞いて、大爆笑。

でも、あんなに遠くまで出かけて、一度も母を苛立たせることなく、気持ち良く行って帰れて、本当に素晴らしかったね!!!


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