くまま 読みの日記
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夕方、ビデオの返却と薬局への用事で出かけた。 パスタの信号で右折のラインに入ったので、あれ? と思ったが、ああ、薬局に先に行くのか、と思い直した。 最近行っていない薬局だったから、一瞬何処へ行くのかと思ったけど、パパ愛用の歯磨き粉は、確かにいつもあの薬局だもんね。
でも、何かその違和感が虫の知らせというヤツなのかなぁ
信号が変わって右折し、横断歩道の上に来た時、車の目の前に傘が見えた。 「危ない!」って行ったのと、人影が見えなくなったのと同時くらいだったかな。 そう言った声に対して、ブレーキがとても遅かったように思った。
よけたのか、とホッとしたように思うけど、同時に視覚からは車に当たったのが分かって、車から飛び降りた。
紫の傘に、白いブラウスの、とっても華奢な女の子で、何故かパスタの店員の子のような気がした。 場所と歩いてきた方向のせいかな。 とりあえず、体を起こせていたことに安堵し、急いで病院へ運ぶ。
ドアを開けると、家でさんざ私の昼寝を邪魔しながら、こちらがやっと起きようとする頃熟睡に入っていた空神が、パパに後ろの席をフラットにしてもらって寝ていたのに、ただならぬ気配に気付いたか、物も言わずに座っていた。 市民病院へ向かいつつ、119に電話をした。気が動転すると、ほんとに緊急番号も思い出せないもんだ。 110番は警察だから違うし、と、自分に念を押してからかけた。
市民病院の電話番号を教えてくれて、電話してから行くように行ってくれたが、その市民病院と電話していてやりとりの終わらないうちに病院へついてしまった。
誰でもきっと始めてのことなんだと思うけど、いきなり支払いのことで病院から詰め寄られてどうしてよいのか分からない。 が、事故扱いにするのか、被害者の方の保険で対応するのか、どちらか決めないとカルテが作れなくて診察できないと理不尽なことを言うので、被害者の彼女がそんなにひどくないですから、とっ言ってくれて、とりあえず、保険で対応してもらい、すべて請求してもらうような形をとってもらった。
空神は待っている間中、待合の長椅子に背筋を椅子に直角に立てたまま、石のように固まっていた。 時折、母の体へ倒せかけてやると、次第にしだれかかってきたりしたが、何かの拍子にそれがなくなると、またカチンと固まったように物も言わずに座っていた。
「ビックリした?」と聞くと、「うん」とだけ答えた。 「空神が寝てるときね、パパのホンダがさっきのお姉さんにぶつかっちゃって、事故になっちゃったんだ。手のところも血が出てたでしょう? 今看てもらってるから、ちょっと待っていようね」と話した。
やがて治療を終えて出てくると、中でアドバイスしてもらったらしく、事故扱いにしてほしいと言われた。 そこで始めて、警察に電話していないのに気付く。
消防署に電話するとき、警察じゃないし・・・と警察の字は頭によぎったのに、連絡しなくちゃいけないということはこれっぽっちも思い出さなかった。 ・・・パニックってコワイ;
そこで始めて警察に電話したが、ちょうど4台の玉付き事故があって、そちらに総動員ということで、こちらの現場検証は後日となった。 後ほどかかってきた警察からの指定で、1ヶ月も先の9月24日なったのには驚いたけど・・・
時間外の夜間診療ということで、レントゲンがとれなかったので、明日、再来院してもらうことになった。
わき腹に車が当たっているので、ひびの可能性もあると思われる。 事故扱いにするってことは、治療が長引く可能性があるということだと思うから。
とりあえず、彼女の車を置いている駐車場まで送って、別れた。
ビデオを返しに行くと、私が本屋へ行きたがってたのを覚えていて、1人で2階のビデオ屋に返しに行ってくれて、下の本屋にいていいと言ってくれた。 おまけに、空神の戦車のデルプラドも、ママの園芸の本もパパがおごってくれた。 何か悪いと思ってるらしい。
いつもパパが運転してくれるから、たまたまパパだっただけで、責任は私達にも同じようにあるつもりだよ。 ・・・と思っているが、めずらしく謙虚になっているだけに、口には出さない妻であった(笑)
とりあえず、相手に命の別状がなかったのには安心・・・ 当たった高さからいって、相手が子供だったり、妊婦だったりしたら、この程度の話では済まされなかったと思う。
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