砂肝

2003年05月24日(土) 低め安定(自己完結ともいう)

仕事にしてもなんにしても

結局
期待するから裏切られたような気がするんだ。
あなただって
自分だってたいしたことはしていないのに。

なにも期待しない。
なにも求めない。
私もあなたもこのまま何年経っても変わりはしないから。
勿論その関係も。

ただ今いる場所をかき乱さないように。
お互いの生活を壊す乱数とならないように。
私はここに居る義務だけは果たす。

本当は私はここに居るべき人間じゃないのかもしれない。
たまたま何かの偶然でここに来てしまった。
それだけのちっぽけな存在にすぎないけど。

ほかに行くべき場所が今は見つからないから。
ここにいる。
なんと怠惰で打算的な選択なんだろう。
でもほかにどうしていいか分からない。

結局私は普通にも異常にもなりきれない。
半端で臆病で未熟でいい加減で自分に甘く。
曖昧な笑顔で
なにもかもうやむやにしようと願っているだけの小心者でしかないんだ。

何も知らない上に努力すらしていない。
自分で計画を立てておきながら平気でそれを破る。
その不甲斐なさに慣れきってしまっている。

どこか他の場所に行きたい。
変わりたい。
もっと自信を持ちたい。
もっと絵も文章もかけるようになりたい。
毎朝吐き気がしながらギリギリの時間で通勤する
ただ休日を待ち望むような生活はもう嫌だ。
ホントにいいたいことは言えないくせに
身近な人間にはつまらない事で声を荒げる、そんな自分が嫌だ。

誰かに
あなたは本当はここには居てはいけない人間なんだと
言われるような恐怖感がある。
私はなにも(悪いことなど)していない。
そう言い返せば、そのしていないことが、悪なのだとそういわれそうな予感が。
常に頭を去らない。

まるで合わせ鏡だ。
自信の無さはプライドの裏返しだし。
期待しないということばは何かを期待しているからこそなのだし。
恐怖はなにかを待ち望んでるからなんだろう。

でも結局はなにも起こりはしないんだ。
結局外部などない。
誰も来ない。
告発もないかわりに賞賛もない。
自分の内にこそ全てがあるんだ。

自分の内部の空洞ををどうにかしなくては、永遠に変化など起こらない。


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夏野 [MAIL] [HOMEPAGE]

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