今日(金曜の)0時すぎから、ビデオで「タイタス」を見ました。 ついついネットとかやってて遅くなったので、一応寝れる格好で。 でも結構面白かったので、結局眠る事なく3時過ぎまで鑑賞しました (もちろん今日も仕事あったんだが…) 公式ページはこちら。
いやーなかなか激しい映画だったですね。 シェークスピアが原作だけど、舞台は古代ローマと現代の折衷で。
なんか、たまたまこの映画のチラシをどっかでもらった覚えがあるのですが。 キャッチフレーズはたしか「復讐は女のたしなみ」でした。 そして甲冑みたいなのを着て、不思議な化粧をした怖そうな女性の写真が(今にして思うと、悪女タモラ役のジェシカ・ラングか)とても印象的でした。
そうキャッチフレーズにたがわず話は復讐劇につぐ復讐劇。 戦争に負け、息子を殺された一族の女王でもある母(タモラ)が、皇帝を味方につけ、敵側の武将(タイタス)を陥れようとするのですが。 今度はタイタス側も反撃を。 戦争、殺人、謀略、暴力、そして快楽。 タイタスが映画中で嘆くように、正義の女神も見捨てたような街ローマで、あらゆる悪徳が渦巻き、タイタスを貶めようとします。 タイタス役のアンソニー・ホプキンズもさすがの上手さで、武術は長けているが世事には疎そうな無骨な武将役を演じていました。 皇帝役のアラン・カミングがまた、見事なまでの暴君(バカ殿)でいっそすがすがしかったです。 あと、ときどきでてくるタイタスの孫役の少年が可愛かったなあ。 ロックが似合う古典劇というのも珍しいなあと思いました。 ただちょっとグロな場面もあるので、そういうのが苦手でなければ見ても損はないかと思います。
あ、ビデオは朝、返却ポストに返しました。 いつもすいません。某レンタル屋さん。
追記
某デパートで新本バーゲンをやっていたので行ってきました。 各出版社の見切り本が半額以下で買えるので。 インスマスやヒジュラや日本ホラー映画やハンニバルレクターやユイスマンスなどの妖しげな本や、風間賢二の読書案内の本。 日本画の本とか着物とか絵の資料になりそうな本も買ってみました。 これだけ買って5千円くらい。安いなあ。 多少痛みがあったりするけど、読めれば別に構わないほうだし。 帰り道に本の重さがちょっときつかったですどね。
…あと幽霊画の画集も気になったけど、9千円もしたので今回は見送り。
そういえば、前回バーゲン時に買ったのと同じ本がまた来ていたのに気づき、なんだか寂しくなりました。 買わなかったけどね。
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