砂肝

2003年06月20日(金) 好き嫌いの法則とビデオ「ヴィドック」とか

やばそうだなあと思うものほどはまる。

面倒そうなことほど、やりはじめたらけっこうはまる。

二度めぐり合ったものは買ってもそれほどハズレはない。

どうでもいいけど、といいつつ結構気にしている。

絶対いやだといってることは案外やりたいことだったりする。

嫌いなもの(人)って案外自分と似ていたりする。

嫌いという気持ちは相手にうつることもある。

好きだと思ってもその気持ちには波がある。
嫌いはたいてい嫌いなまま。

しかし
好き嫌いについて考えを極めても相手に好かれるわけじゃない。
それは恋愛論を書く人が、もてもてであるとは限らないのと同じですな。
まあ考えないよりはましだろうか。


というのは前置きとして。

今日観たビデオの話でも。
「ヴィドック」です。

19世紀、パリでの連続殺人鬼を巡る話。
三人が落雷による不審な死をとげ、その謎をヴィドックが追っているのです。
見る前、ヴィドックは殺人鬼の名かと思ってたのですが、それを追う探偵さんの名前でした。
ヴィドックは実在の人物だそうです。犯罪者から警官に、さらに世界初の私立探偵になった人だそうです。「レ・ミゼラブル」に出てくるジャン・ヴァルジャンのモデルとか。

この探偵ヴィドックと殺人鬼の対決から始まります。
殺人鬼がまたアクロバットティックで面白い動きをするんだわ。
最近のCG技術の凄いせいか、違和感もないし。

またカメラワークも面白いです。
ときどき挿入される人物のアップがとても印象的でした。

また冒頭で殺人鬼と対決して殺されたとされるヴィドックの仇を討つため、彼の自伝を書こうとする小説家が殺人鬼の謎を探っていくというミステリ部分もあります。
会う人会う人妙に怪しくみえます。

そして殺人鬼の真の狙いは思いがけないところにあったのです。

というわけでこの話はアクション活劇であり、ある意味ホラー的でもあり、ミステリでもあるというなかなかお得なお話でした。
美術も凝ってて良かったし。歓楽街とかすごく雰囲気が怪しげで良かったなあ。ゴシック調で。


…何日延滞したかはまあ秘密ということで。
観だすと面白いのになあ。それまでいくのがなんで面倒なんだろう…。


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夏野 [MAIL] [HOMEPAGE]

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