■2003年06月05日(木)
  ― ニクいあいつ ―
 4月の終わり頃から、毎日のように出没しては強烈なインパクトと恐怖を私に与えるニクいヤツがいるの。
 ヤツのストーカーみたいなコワさに震える日々。特に電車の中でヤツが現れると本当に困るよ。就寝時もそいつは悪夢のごとくついてくる。そのくせ1時間くらいであとかたもなく消えてしまう。
 そのニクいヤツの正体は…「じんましん」。
 そのうち治るさぁ、とごまかしながら過ごしてたけど、カユミにガマンできず、ついにアレルギー科と皮膚科を併設している近所の医院へ…。
 私のカラダはアレルギー体質に変化しちゃったみたい。血液と皮膚検査でアレルギーの原因を調べることに。しかし検査代が高いこと!同じじんましんっ子のHちゃんに言われて覚悟はしてたが…。お財布の中の1万円札があっという間に消えて行くのは、たえ難い苦しみだよ、カユいのも苦しいし!
 でも私のそんな苦しみなんて、あの子たちに比べたら甘いんだろうな。あの子たち、とは同じ待合室にいたアトピーっ子たちのこと。
 かさついた真っ赤な肌をしていて、どよんとした表情には子ども特有の活気さがないの。食事制限や生活上の制限も多いだろうし、子どもらしく楽しく過ごすことさえも難しそう。つらいカユミで、夜もろくろく眠れないのかも…。
 でもよく観ていると、やっぱり子どもは子ども。一心不乱に絵本を読んでいるコ、持って来たおもちゃでのんびりと遊んでいるコ…、その瞳はなんだかまっすぐでキラキラしてた。「貴重な子ども時代」をアトピーのまんまで終わってほしくない、早く治ってほしい。
 みんなアトピーなんてふきとばせ!おねえさん(?)も治療がんばるよ。お互い、根気よく治していこうね。

※「WORKS」を更新。DTP&GRAPHICの掲載作品を全体的に見直しました。




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