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「 粛々と轟々に 」
2004年11月01日(月)



 そこか そこじゃないのか
 そこか そこじゃないのか
 
 何度も繰り返される研究と探索
 何処までも積み重ならない感情の総体
 何時になっても結論が出ない理性の相対
 どのようにでも変幻自在にすり抜けていく聖性の草体

 どんなに成ってもいつに為(な)ってもどのように生まれても捉まえられない。
 私の理解する智慧、人の決定的性、地上の原子による構成へと心を逸らせれば楽にはなる。
 
 孤独とは自由を意味する。束縛とは愛と生活を意味する。
 ああ、そんな何でもない。
 ああ、何でもないんだよ。

追記:原題は「 ノンシュガー 」。内容が「粛々と轟々と」の前段階の内容だったので訂正。「粛々と轟々」は、世俗の冷淡と喧騒の文意で使用。
  :「粛々(しゅくしゅく)(1)しずかなさま。ひっそりとしているさま。(2)おごそかなさま。」、「轟々(ごうごう)やかましいさま。さわがしいさま。」、「草体(そうたい)草書の字体。草書体。文中では古事記の「人間=壱草」に着目して、人間が揺(ゆ)れてあやふやでなびくだけのような存在者としての意味も考慮して使用。前文からのつながりからも同様の意味に。」

執筆者:藤崎 道雪

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