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「 この高台から飛び込もう 」
2008年12月06日(土)


 学校教育、高等教育、近代合理主義、社会の中で教えられてきた意識的な範囲の合理化
 はっと気がつくと、無意識的な行動にもう1つの合理性が見えてきた

 禅や古神道という私の無意識的な範囲にあるもう1つの合理性
 その無意識のプールへ10mもの高飛び台から飛び込もう
 プールの底が見えていなくても、水深1mしかなくて脳挫傷になっても、それでも飛び込んでいこう

 高飛び台の上が怖いからではない 吹きすさぶ強風が恐ろしいからでも、冬明けの豪雨や晩秋の濃霧、カンカンの真夏の太陽、シトシトとした梅雨で台が滑るのが嫌いだからではない
 そこにプールがあるから
 
 無意識の合理性に、これまでの私が喰われるのかもしれない
 水面に上がって来れずに半魚人となってプールの中で生活するようになるかもしれない
 そこに幸せがある

 戸惑いながらも身を浸してみよう
 溶けてしまう私ならそれはそれ
 私の望みは飛び込むこと
 幸せではなく望みこそが私なのだ

 いましかない いまこの老いの切実さが後ろの階段からきた いましかない
 こんな高台の上で老いと同居するなんてまっぴらごめん
 
 居心地はいいけれど10mの高飛び台から飛び込もう
 全身骨折で脳挫傷で大量出血で砕け散るのなら
 溶けてしまう私ならそれはそれ
 幸せではなく望みこそ

 ヒュン


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