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「 秋の夜長の恋話 」
2009年09月04日(金)


 夜長の鈴虫の音が穏やかな風とともに四肢を撫でる
 
 気の利く女は言われずとも洗濯物をたたみ、気の利かない女は言われても料理が出来ない
 細目の女は笑うと岡目のようになり、太目の女は泣くと傾国のようになる
 結婚を望む女は過去の女性に嫉妬されると妄想し、結婚した女はどうしても別れられないと自虐に奔る
 浅黒い女はゴムまりのようで多汗に多匂いなのに、白肌の女は体が硬く濡れがたい
 放っておいても大丈夫な女は何回も何回も浅いのに、うさぎのように常に目を掛けてもらいたい女は器具でしかと自己規定する
 英語を原書で読む女は猪突猛進で浮気は全くしないのに、アニメしか見ない腐女子は万引きは止めたけれど浮気は止められない
 目の前で本や勉強が出来る女は将来が見えるが、出来ない女とは将来を迫られても見なかった 

 両人とも大義と国家的視点と容姿に惚れて敬意を払ってくれる
 いばりん坊だから、可愛いと想うのだろうか
 2人とも作ってあげた料理を褒めてくれた

 夜長の鈴虫の音が穏やかな風とともに四肢を撫でる
 


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