The color of empty sky
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2007年02月12日(月) |
生まれかわるところが |
例えば美味しいものを食べ、友人知人と笑いあうひと時でも、私の心はやっぱり張りつめていて。 またねと手を振る笑顔を、帰り道へ踵を返しながらどこかにしまいこむときに、ああ疲れた、とつぶやいてしまう。 それは相手のせいではなく自分のせい、笑顔を作れば作るほど、心の隙間に猜疑心が増殖してゆくような、どす黒い血が広がるような。
国家試験が終わり、歯の矯正が終わる頃には、私がこの街にいる理由が本当になくなってしまうなぁ、とふと思った。 そんなときに、こっちに来て一緒に暮らす?なんて言われたら、そりゃ心がぐらりともする。
自分を変えることが出来るなら、どこにいても自分の存在意義を疑うことなく、人の事も信じられるようになるだろうか。 誰か一人だけ信じられる人がいたら、その人だけを信じて生きてゆけるだろうか。
この頃は、もう随分前にジャケ買いした羅針盤「らご」を聞いてます。 近所に出来たレンタルショップ、廃盤になっているものも結構充実していて、うっかりうろうろしてしまいます。 読んでも読んでも読みつくせないぐらいにたくさん面白い本があり、聞いても聞いても尽きないくらいにたくさん素敵な音楽があります。 そしてそれらが拡散する宇宙のように、これからもずっと増え続けてゆくのでしょう。 ・・・などと考えて仰向けにベッドに倒れて目をつむれば、ひと時脳裏には真っ黒い闇とそこに浮かぶ明るい星たちが見えるようです。
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