The color of empty sky
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現実には多分叶うことのないような幸せな夢を見て、涙を流しながら目を覚ました。 なんて都合のいい夢、本当は出来やしないのに、その人を幸せにしてあげることなんて。 だのに捨てることの出来ない思い。
それにしても自分はなんて幸せだったのだろうと、いまさら指折り数えてその数に呆然。 一般の人から比べるならば、私は負け犬でありワーキングプアにも近いといわれても仕方がないのは知っている。 だけど、尊敬する人の下で勉強しながらやりたい仕事をすることが出来、安定した給与を得て(その金額云々は能力に応じたものであるので不服はないし)、数は少ないが友人にも恵まれ、家族は安寧に暮らしている。 それらがどれだけ幸せなことであるのか、これまでろくに感謝なんざしたこともないから余計に、その幸せに打ちのめされてしまうようで。
ここでこれより多くのものを望むのは欲張りなのだろうか。 今まで希望や目標を持って、他のものを規制にしてでもそこに向かって進むことというのを繰り返してきたのだけど、ふと足を止めて考え込みたくもなる。
幸せに満たされて、叶えることも出来ない夢を見て涙を流すなんて。 こんな生き方には納得が出来ない自分がいて、その思いが心を揺るがしている。
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