The color of empty sky
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楽しく生きるためには、忘れるべきことは忘れ去らねばならない。 そう言い聞かせてだらだらとやってきたので、たまにふと思い返してみると、私の記憶にはどうも欠落した箇所がいくつかあるらしい。 多分これは忘れてはいないけど封印してある、とか、そういうことなんだろうな。 今日なんとなくエンヤのCDを引っ張り出して聞いてみたら、奇妙な悲しみに捕らわれて動けなくなってしまった。 その理由を思い出すことはこの先もないかもしれないけれど、この胸の焼けるような痛みの感覚は、この先もまたいつか蘇ることだろう。
それにしても、音楽という形のないものを保存しようと考えた人はすごいなぁ。 そういえば先日小樽に行ってオルゴール堂を見学したのだが、同行者がパソコンで打ち込み系の音楽(?よく分かっていない)をやる人だった。 昔の大きなオルゴールを眺めながら、ああ、これを作った人は今でいう打ち込み系の人なんだな、と、ぼんやりと考えた。
どこまでも広がる青い空、何度も何度も繰り返し奏でられる楽曲、足元は緑の草に覆われた地雷原。
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