愚痴日記

2003年01月15日(水) 私の死生観

 
 ひとは必ず死ぬ
 ただ
 早いか 
 遅いか
 楽か
 苦しむか

 以前 たぶん新聞で読んだと思うのだが
 ある老人の施設で七夕の飾りを作ったとき
 短冊に願いを書き入れるのだけれど
 「早く 死にたい」
 「楽に死にたい」
 「ぽっくり 死にたい」 ばっかりだったそうだ
 ある意味 異様だったと書いてあった
 日本は世界一の長寿国らしいけれど
 元気でなければ何の意味もない

 いきかた上手とか死に下手とか言うけれど
 ひとは死ぬのが怖いのではなくて
 死に至るプロセスが辛いのだと思う
 それと向こうの世界がわからないから
 でも 誰でも安らかに苦痛なく死にたいはずだ
 いま 延命を望む人は減ってきている
 ムダな医療行為も確かにあると思う
 ただ 奇跡を信じて医療にすがるのもまた真実だろう
 だから身体も頭も確かなときに
 自分はどうしてほしいのかしっかり考えておくことだ
 そしてその考えを文字にするとか
 家族にしっかり伝えておくとかしておくべきだ
 私は3年まえに日本尊厳死協会に入会した
 かなり以前からの私の思いをはっきりさせるために
 そしてその意志の変わっていないことの証明に
 きのう一年分の会費を振り込んできた

 きょうは母の3回めの祥月命日
 午後からお墓参りにでかけます
 
 


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