愚痴日記

2003年01月24日(金) ある新聞記事 

  とても気になる新聞記事を読んだ.

20代後半、それまで自分にかけられた養育費を計算し、その全額を両親
に返した。それ以来、両親とは会っていない。
考え抜いた末に選んだ「大人のなり方」だった。
「この話をするとみんないやな顔をする。年をとれば親のありがたさが分かるという人もいるが、40歳になってもまだ分からない」
親との関係を客観的にことばにすれば「共感できる接し方をされなかった」ということになる。
「家族とうまくやっていける人はそれでいい。しかし、どうしてもいい関
係が作れないときは、親なんだ、子なんだとこだわって無理に合わせる
必要はない。むしろ自分が選んだ友人や恋人、仕事の仲間こそが本当の家族だと思う」
家族に愛情があるのは当然、従うのは当たり前、見えない檻のように作用
するそんなモラルや制度をいったんゼロに戻す。
「現実」と呼ばれるものは相対的なものでしかない。そう体感できた世代
こその価値観だった。

 どんなお金の返し方をしたのか、この人のご両親がどんな方なのか
 何も分からないけれども、私にはこの人のやり方が理解できない
 お金を返して親との関係も維持しているのなら大人だろう
 でも 10年も親と合わない生活が何を意味するのか
 一方的な「大人のなり方」を選んで、親の気持ちはどうなるのか
 今でいう虐待のようなものがあったのか
 新聞記事だけで 軽々しく私見を言うのは私にも思慮がないのか
 後味の悪い記事だった


 < 過去  INDEX  未来 >


孫二人 [MAIL]

My追加