気鬱な日々が続いていた
春は旅立ちの季節で一人暮らしを始める人も多い
寝具売り場にいるので一人暮らしの準備をするお客様も多い それぞれの寮やマンションへの寝具の発送が多い 「単身赴任ですわ」 「子供が一人暮らしを始めるので、私が東京へ行った時に泊まる布団です」 「たぶん洗濯をマメにはしないでしょうから、カバーを2重にしときます」 「あまり干さなくてもいい布団ってありますか?」 黙って買われる方も多いけれど、いろいろお話される方もおられる 娘さんと二人で買いにこられたら、 私は自分では体験できなかったことだから そのお母さんに最大の関心をよせる そのお母さんと私は何処が違うのだろうかと・・
最近の私はかなり落ち込んでいる 親として母として私の何処がいたらなかったのか・・ 秋ももの悲しいが、春の寂しさも改めて認識させられた
夕飯が満足のいく物だったら、娘を思う 娘はちゃんと食事をとっているだろうか 私だけがおいしい物を食べていいのだろうか 息子が一人暮らしを始めたときもその思いはあったけれど 息子には一応、安定した収入がある それに息子にはいつ電話をしてもよかったのだ 「適当にやってるわな」 と いう声も聞けた 私が あまりにしつこく娘のことを気にして口にだすものだから ぼちぼちダンナの機嫌が悪い
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