2003年09月05日(金) |
毎年 今の時期に思うこと |
たまに因縁とか因果ということを言う人がいる 私はあまり信じない方だと思うが いろいろ重なる出来事があれば全くの無視という訳にもいかない
明日 9月6日はダンナのお姉さんの47回目の命日 生きておられたら59歳の堂々たるおばちゃんだ 私にとっては義姉になるわけでいわゆる小姑 現に二人いる義姉よりももっと存在感のある人になっていたかもしれない この義姉は12歳の夏に日本脳炎で亡くなっている 伝染病だからそこここで話題というか噂になったらしい 市から消毒に来たりして大変だったと嫁にきてからおいおいに聞かされた 当時 ダンナの家は義父がほとんど家にお金を入れなかったらしいから ダンナも義姉も栄養状態が悪くかなりヤセていた だから5つも年下のダンナの方が脳炎に罹っても不思議ではない でも人にはもってうまれた寿命というものがあるのか 12歳の義姉が短い人生を不本意に終えてしまった ここで私が気になるのは12歳という年齢のこと ダンナの9歳年上の兄には3人の娘がいた その3人の娘のうち長女と三女の二人が12歳で亡くなっている 残された次女は次は自分の番かと心理的に追い詰められていたようだ 義兄の三女が18年前に亡くなった時 うちの娘は小学校2年生で亡くなった義兄の娘と同じ小学校にいた 息子も同じ小学校に5年生として通っていたが男の子だったから 誰も気にしなかったがうちの娘には変なことを言う人がいた うちの娘が風邪で学校を休んだとき 「麗子ちゃんも死なはるかもしれん」と言って お花をお見舞いに持ってきた同級生がいた 私は小学2年生の女の子がそんなことを言うのに固まってしまい 世間の物の見方に寒いものを感じた 義兄の次女も追い詰められただろうが中3だったから12歳を越している よく女の子は12歳くらいで身体の変化があるから 気をつけなさいということで‘13参り’という風習もあるのだろうが 母としての私にも12歳というトラウマは残ってしまった それからはダンナの家の因縁というか因果というか目に見えないものが 私の心の隅に居座っていることは否定できない そういう気持ちが娘を甘やかしたかもしれない ただの偶然と笑いとばせないところが私の弱いところかとも思う
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