スーパーの表玄関にちょっとした空間がある 交差点の向こう側で信号待ちをしていた時 サァーと風が吹いて その空間の一本の木からハラハラと落ち葉が舞った 5・6メートルくらいはあるその木は何というのだろうか・・ 落ち葉の散りかたが絵のようでとても美しいと感じた でも その景色を見ながら母を思った 意識のない母を見舞うために病院への坂を登っていて 同じように落ち葉の舞うのを見た 私がひとりよがりの 親のこころを感じているからの寂寥感だろうか
ハラハラと散る落ち葉にも想いあり
ボケ封じ 母と来た寺 風強し
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