一昨日になってしまいましたが、ウチにこの金額の敷き毛布を売りに来た兄ちゃんがいたんだそーです。50万円。私が東京に10回行けるこの金額、特に職人さんが一針一針丹精こめたとかそーゆーワケでもなく、ただ「あたたかくて寝心地のよいムートン毛布」といううたい文句だったそーです。記憶違いでなければムートンなんてホットカーペットカバーで3万円くらいで普通に売られてたよーな気がするなー(笑)まあそれはよくある話っちゃ話で、そういうのに強い父上が実際に寝転んで『こりゃ駄目だ!』と引導渡したそうで一件落着したんだけど、実はちょっとブラックなオチがあった。
その兄ちゃんをつれてきたのが、我が家が普段使いしている町の電器屋さんだったことだ。
・・・これ、どう考えても売れないし、売れたら売れたで絶対即座に国民生活センターに苦情が来るシロモノだ。常識でも押し売りでも非常識な価格設定する業者がまともなわけもなく、はっきりいって悪徳商法=詐欺だろう。それを親しんでる町単位の知り合いのお店の人が勧めてくる事実。 怖い。 いうなれば顧客名簿を流出させ、かつ詐欺の斡旋をしているという形だから。
大型店を使えば楽なのをうちの親がそこを使い続けてるのは、ひとえに便利さよりも安心と安定を買っているからにほかならない。それが崩れてしまったら誰も寄り付くことすらしなくなるだろうに・・・。でもそれが分からない人が二十年以上も小売店経営してるとも思えないので、性質の悪い金融にでも引っかかって泣く泣くやってるのかもしれない。でもそれはそれでこの店を使いにくい。
なんかすぐそこに暗闇を見た瞬間でした。サイコホラー映画より、よっぽど怖い気がする・・・。
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