土方聖架の日記

2003年05月21日(水) 時事:のっとぎるてぃー

3歩進んで2歩下がる、そんでもって2歩進んで2歩下がる。てなネーム作業中は相変わらずですが、今日はきちんと電気消して純粋に寝ました。すると朝にネームが進みました。そんなものなのかもしれません。

で、表題。

>アンマン爆発事件

今朝つれづれにニュースを見たら、ニューストピックスで「毎日新聞記者無罪を主張」とあってちょっとビックリした。が、今までの報道から「文字通りではあるまい」と思って中身を見たら中身ではきちんと「日本で言う無罪とは違って過失は認めるが故意ではないという意味」と言われていた・・・が。

確かに公判での受け答えに「not guilty」と言ったのを直訳すりゃそうなるんだが日本語の無罪は「過失すら認めない清廉潔白」のイメージが強いんだから「過失のみ認めて故意を否定」とかにしないと「翻って厚顔無恥にも過失すら認めなかった」と取られかねんぞ。世の中にはトピックしか見ない人もいるんだから言葉は慎重に選ばんかいと、かなり思った。

が、別に私はこの記者に同情的なわけじゃない。悪い人でもなく悪気もなく運も悪かったんだろうが何せ彼は「戦場カメラマン(だったよな確か)」である。クラスター爆弾が不発率が高くて第二の地雷として問題になっていることはニュース特集くらいしかソースのない私ですら事前に知っていたぞ。何で報道マンが知りませんか。某台湾人医師問題とこのへん同質だぞ。それ以前に爆弾の欠片を土産にするのは日本人の平和ボケを象徴して恥ずかしい。その爆弾で人が死んだと何故思わん。

まー本人が反省してる以上事実追求以上に責める気はないです。
報道関係者として厳しく追及されるであろう日々に負けないで踏ん張るのがこの記者の最大の償いであり当然の姿勢であろうと思うので、事実追求しながらその意味での頑張れエールを心の中で送る。

それにしても外国は裁判が早くていいね。(ティアリングサーガ訴訟はいつ終わるのやら・・・)


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