感想兼日記
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水曜アニメヒカ碁見た。 ヒカル、中学生には重い喪失だったよなあ。展開わかっていてもなお、泣けてくる。 以下コミックスの感想も混。 囲碁を続ける限り、ヒカルは佐為のことをずっと想い続けていく。一生をかけて、佐為を見送り続ける、そんな人生もいいんじゃないかなと思う。
喪失の痛みを共感してもらうことができない、のもヒカルの辛いところ…。そんな立場で、アキラが佐為の存在にうすうす感づいた時、わたしだったら洗いざらい打ち明けてしまいたくなると思うが、ヒカルは「いつかだ、いつか」とつっぱねる。 ヒカルの中でまだ片の付かない状態だから、とも察するけれど、彼の強さも同時に感じる。結局は自分でなんとかするしかないんだもんね。 このエピソードがらみで、伊角さんが中国から帰国後ヒカルの家を訪ねた場面。ヒカルが棋士の道をリタイアするについて、「残念だけど」の言葉をかける伊角さんが好き。 助けを求めたら、伊角さんなら絶対力になってくれるはず。和谷くんだって。でもヒカル自身でしか、道を開くことはできないんだよね。…ということを、意識的にか無意識的にか伊角さんはわかっていて、「残念だけどな」にその想いがこもっているような。や、かなりな私見だけど。 これは伊角さんが和谷くんに言った、北斗杯選抜前の「がんばれ」にもこめられている想いなんじゃないかと。 おっと、ヒカルの話のつもりがつい伊角さんへ。
その後「その時歴史が動いた」を見た。渋沢栄一氏について。これも涙ぐむ。 明治維新後の混乱期に、日本に健全な資本主義のシステムを構築した人物、と以前何かで読んだ。慶喜将軍ゆかりの経済人とも。 番組で、将軍が静岡のお寺で蟄居中の様子を少し再現していた。負け組が気になるわたしは、この将軍も好きなんである。彼の行動によって、多くの犠牲も出たに違いないだろうが、やっぱり英断だったと思うのよ…。
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