感想兼日記
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2004年05月16日(日) 「帝王の殻」感想つづき

 神林長平氏著「帝王の殻」感想続き。
 なんでもっと早く神林作品に出会ってなかったのか、くやしく思えるほどだったけれど、いや雪風アニメを見なかったら、もしかしたら全然知らないままだったかもしれないと思い直して、アニメーション関係諸氏に改めて感謝。

 少し軽めの感想。
 機械人のアミシャダイと地球人の梶野少佐がえらくかっこいい。
 迷いの多い主人公と周辺から、一歩離れた距離を取りつつ、なおかつ力になってくれる。真摯で誠実で聡明。
 神林作品は、そういえば救いがある。
 いわゆるハッピーエンドとは違うと思うけれど、生きていてよかった、人生捨てたもんじゃないなと感じさせてくれる。振り返ってわたし自身の甘さを投影してしまっている点を反省するにしても。
 わたしは読書量少ないが、その昔(おそらく二十年以上前)読んだSF「東キャナル文書」を対照的に思い出す。光瀬龍氏著だったか。確か暗澹とした物語だったと記憶している。

11:44

2004(H16) 5/18 (火) 19:05 追記
「暗澹とした」とはいわないか。「暗澹たる」か。


嶋田 |HomePage