感想兼日記
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2005(H17) 5/19 (木) 記
如月 行にほれちゃったよ……… あーうー
「亡国のイージス」上巻ほぼ読了。ほぼ、というのは後半かけ足になってしまったので、下巻に入る前に少し戻って読み直しているから。 前半ちんたら読んでいたのは時間が無いせいもあったけれど、嵐の前の静けさに、来る嵐の壮絶さが予測されて、読み進めるのを無意識にためらっていたからかもしれない。 上巻後半、なすすべなく外堀をじわじわ埋められていくかの如き進行に、思わず読むスピードも上がってしまった。 ヘボ囲碁に例えるなら、ここに二眼作るスペースはない、その上中央に出る道も外からじわっと封鎖されて、この大石をこの広さで取られたら一巻の終わり、なんとか、なんとか脱出する方法はないか、ってな場面でのあぶら汗滲む時の気分。(わかりにくい)
でもって、作者の‘さあ如月にホレるがよろしい’と言ってる声を聞いてた気がするのに(気のせい)、まんまと、しっかりと、その声にのせられてる自分が気恥ずかしい。 如月一等海士の特質を挙げるに、「孤独」と「やさしさ」、「ストイックな生き様」。 あれだ、わたしにとっての王子様属性を備えてるんだ。やられたよね……。
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