2002年02月28日(木)
大吉くん、我が家の飼い猫です。7歳、去勢済みの男の子。いえ、オス猫。 体が小さく(←人間に比べて、という意味)、可愛らしい姿形なので、ついつい子供扱いしてしまいますが、もう7歳。人間にしてみれば、そろそろ定年退職。
そんな彼が、先週から、やけにゲロッと吐いてるなと思ってました。 でも猫は吐くんです。毛繕いで抜けた毛が胃にたまり、それを吐き出します。そのために、草を食べたりして、わざわざ吐くんですが。 それにしても、よく吐く。 なんだか後姿も、心なし細くなったようで、ますます心配。
で、今朝、ワタシが起きましたら、また窓辺にゲロッとしたものがあったので、これはもう普通じゃないなと、すぐに獣医さんへ連れていきました。 彼は生後まもなく、我が家に貰われてきた頃に、集中的に病気にかかり、獣医さんのお世話になりました。しかし「集中的に」という言葉通り、それ以来まったくの医者要らず。年に一度の予防接種以外は、一度炊飯器の上にのって肉球にちょっと火傷をしたくらいの健康体。病気で、なんてほんと久し振りです。
どこへ連れて行かれるかしらない大ちゃんは、自らさっさと猫ハウスへ入り、車で揺られるはめに。車に乗るまでは、猫ハウス→ドライブ→病院→怖い→猫ハウス→ドライブ→おうち、このルートをすっかり忘れてしまっているようです。ま、年に一回のことだからね、無理もないか。
7年の付き合いなので、病院の先生と看護婦さんにとっては、大ちゃん顔なじみです。 「あら、どうしたの」 なんて、普通に話しかけられてしまいます。 でも大ちゃんにしてみればあまり嬉しくない「顔見知り」。必死で顔をそむけ素知らぬ風を決め込む。関わり合いたくないんだよー!!を全身でアピールします。 そんなことしたって、飼い主と先生で勝手に問診は進むというのに。 あげくにそっぽ向いたお尻に、嫌いだよの、意思表示であったはずの背中向けちゃってるそのお尻に、2本も注射を打たれしまう彼。 すまん。でも君のためだ。
帰りは早いこと。 診察台に、ワタシが猫ハウスを置くが早いか、開けきっていない扉に体をねじ込んで、前述のルート後半を1秒でも早く実現したい様子。 先生、看護婦さん、苦笑いでした。フフフ。
診察結果。 胃の中に毛がたまりすぎて、胃腸炎をおこしてしまっているらしいです。 週末まで、薬をあげながら様子を見て、それでもよくならなかったら要再受診とのこと。 家に戻ってきて、食べたいというのですこし猫缶をあげたら、またすぐに吐いてしまいました。かわいそう、とワタシが思う以上に、つらいであろう大吉。 まもなく全快するといいが、気は重い。
家人に限らず、ペットも友達も、みんな元気がいちばん嬉しい。 みんなも健康には気を付けよう。
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