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2002年03月05日(火)

注射の威力。

朝、起きてまず体温を測ったら、水銀がどんどん威勢良く伸びて行く。どこまで行くのかと思えば、なんてことない。37.5℃で止まってしまった。どうして残念に思うのか、ワタシ…。

思いっきり中途半端な発熱で、これは困ってしまう。
いっそのこと38℃あれば、迷うことなく仕事は休む。そんなに熱があったら車の運転だって心配だ。
逆に37℃くらいなら、熱のうちに入らない。ちょっと市販の風邪薬を飲んでおけばしのげるはずだ。
しかし、37.5℃はどうだろう。解熱剤すら、飲むか飲まざるかの境界線といった感じだ。

迷ったときは医者へ行くに限る。世の中には医者嫌いな人がいるが、ワタシは好きだ。なんにせよ、楽になる。とくに内科のホームドクターは無敵だ。

掛かりつけの内科T医院は、「働きたかったらここへ行け」の代表選手みたいな所だ。ここの注射はちまたでも話題のシロモノなのだ。どんなに熱でフーフー言っていても、一発で楽になる!!←変な意味ではない
その注射の内容についてはわからないが、風邪が流行りだすと、ここは病気の仕事人で大混雑する。

もちろんワタシも行って来た。仕事は休めない。
「注射でもブチッとしといて下さい」
なんだか他人事みたいなワタシの言葉に、先生は思わず苦笑いしていた。
「注射はあくまで症状を軽くするだけであって、基本はしっかり栄養をとって、ゆっくり休むことだよ」
「はーい」
能天気な返事に、先生は疑わしい目を向ける。
久し振りの注射は、記憶よりもかなり大きかった。しかも静脈注射。それだけでかなり効きそうだ。
若い看護婦さんは、注射針を腕に刺す瞬間、
「失礼します」
と言った。
礼儀正しい人だ。しかしやっぱり痛かった。

お蔭様で、今日は楽に過ごせた。ばりばり働いてきた。ごはんもいっぱい食べた。
ここで夜更かししたら先生に合わせる顔がない。
先生は、注射目当てで、無茶しそうな病人がたくさん来ていることを知っていたんだねえ。
しかもみんな、楽になるとやっぱり無茶してることも。
すみません、先生。おとなしく寝ますんで。ほんと。


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