| 2004年06月17日(木) |
迷いのない音楽……ミッシェルの呪縛が強すぎる… |
昨日友達にごっそり貸してたCDたちが一気に返って来たのでそれらを久々に聴いてみた。
っつーかまずエレクトリック・サーカス。 言わずと知れたミッシェルさんのラストシングルなんですけども、ワタクシ今日の今日までこのラストシングルを一度も聴いてませんでした(もちろんライブでは聴きましたが)。 というより去年の9月13日の私のミッシェルラストディ以降ミッシェルの音源は一切封印していました。 聴く気が起きない…っつーか聴きたくもないっていう気分だったんで。 なので、ミッシェル音源は全部友達に貸し付けてほったらかしにしてたんです。
まぁ今回だって別に返して欲しくはなかったんですけどね。 ずっと持ってていいよって言ったのについでだから返すとか言われて全部ごそっと返って来て、さらについでに言うとエレクトリック・サーカスは買う気も起こらなかったので実はこれだけ友達が購入したミッシェルの音源で唯一自分で買わなかった音源なんですけども、とりあえずもうそろそろ聴いてみたら?という事で返してもらいがてらこれも借りてしまう事になり…。
まぁ私もいつまでもミッシェルの呪縛に囚われてるわけにもいかないし、もうそろそろ封印解いてみますかね?と思い、聴いてみる事にした。 んでまずは1曲目、エレクトリック・サーカス。 危うく前奏でいろいろ思い出して泣きそうになったけど、私この曲を初めて聴いた時からこの曲では絶対泣かない!と勝手に決めてたので我慢した。 これで泣かされるなんてすっげームカつくし悔しいもん。 もうこれは変な意地。
俺達に明日がないってこと はじめからそんなのわかってたよ
こんなすべてを否定したようなすべてを拒絶したような事言われて、あなたたちをデビュー以来ずーーーーっと信じて追って来た私の気持ちはどうなるんですか? あなたたちは明日があることを信じてずーーっとやってきたのではないのですか?と本当に悔しくてやりきれない気持ちになるので…。 なので「夜になってから花は咲く」とか言われてどーしろと?意味わかんねーーーーといつも逆ギレする事にしてるんで今回もそうする事にした。
そして2曲目デビル・スキン・ディーバ。 これはライブで「しんちゃんはわけなく狂う」と聴こえてツボだったのとそれ以上に音がかっこよくてかっこよくて大好きだった曲。 でも…。 ライブではこれを熱くシャウトしてたから、しかもかっこよく「しんちゃん」とシャウトしてたからこそむちゃくちゃかっこよかったのに、CDでは何かもう冷めたような突き放したような投げやりのような歌い方に聴こえてものすごく切なくなった…。 何?ミッシェル最後のシングルだというのにこんなやる気のなさでいいんですか? こういう終わらせ方しか出来なかったんですか?と怒りすら感じた。 まぁほとんど私の八つ当たりみたいなもんなんでしょうけども。
そんな訳でやっぱ私はまだまだ自分で自分にかけたミッシェルの呪縛をいまだに解く事が出来ずにいるんだって事を知りたくもないのに知るハメになり、すげー気分が悪くなったので気持ちを入れ替えていきなりアジカンを聴く事にした。
アジカンも友達に貸してたアルバムたちの中にあったんですが、これあんまりちゃんと聴かないまま友達に貸してたのですごい新鮮な気持ちで聴けちゃって、さらにミッシェルへの欲求不満も相まって楽しいのなんのって! 特にやっぱ「遥か彼方」! これを聴くともう無条件で…NARUTOを思い出す。 ぶっちゃけ私はこの曲があの時NARUTOのOPじゃなかったらNARUTOのアニメを見てなかったかもしれないと思うくらいこの曲の衝撃はデカかった。 あの頃、アニプリの流れで何となくNARUTOを見たり見なかったりしてたんですが、それもNARUTOが見たいってよりも正直このOPが見たかったから。 あのOPは曲も絵も最高にかっこよくって、まだ全然NARUTOのストーリー分かってなかった時だったのにあのOPだけですげーワクワクしたしドキドキした。 とりあえずアニプリ見終わったからテレビ消そうかな?や、でもあのかっこいいNARUTOのOPだけでも観とこうかな?と思い何となく続けて本編まで見続けて今日に至るという…。 なので今の私のNARUTO好きは「遥か彼方」のおかげだと言っても全く過言ではないのでした。
それにしても初期の頃のNARUTOのOPやEDはホントによかったなーと思う。 後から見直した1クール目の「ROCKS」でもかなりヤられたもの。 まさか今になってハウンドドックを聴くハメになるとは思わなかったもん。 しかも「ROCKS」。 これがまた超かっこよかったんだなー。 すげードキドキしてたまに意味不明に涙すら出た。 NARUTOアニメ化!その記念すべき1クール目のOPでハウンドドッグを使おう!と思い立つスタッフのセンスが好きです。 そしてEDの明星もかなりの衝撃で思わずアルバム買っちゃったほど好き。 どうでもいいけどヒカ碁のOP、ED共にすごい好き。 何度泣かされた事でしょう。 あとHUNTERの2クール目のバカップルの新婚旅行編みたいなEDは好きで好きでたまりません。 それとなんだかんだ言ってテニスのWHITE LINEには泣かされたなー………。
………話が思いっきりずれました………。 まぁそんな事はいい。 そんな事よりアジカンなんです。 そんなこんなで君繋ファイブエムと崩壊アンプリファーを続けて聴きながら、あぁいいなぁ…勢いのあるバンドっていいなー、迷いがないもんなー、聴いてて気持ちがいいよなーなんて思ってたら………。 ホントに唐突にぐわぁあああああああああああああってこみ上げてくるものがあって…。 意味不明に涙がぼろぼろ流れ出て来てしまった…。 ………。
何なんだろうこれ?と必死に考えたんだけどその時浮かんでた単語はただ一つ。
「ムカつく!!!!!!!!!」
ただそれだけ………。 や、間違いなくアジカンには非はなくて、悪いのはすべてミッシェルなんです! 勢いの衰えた迷いまくりの音楽を聴かされてショックを受けた直後だったので、アジカンの真っ直ぐな勢いに思いっきり打ちのめされて勝手に大ダメージを食らってしまったのでした…。 そしてそこに残った感情は、妬み、そして虚しさ…。 そう、ただひたすらアジカンが羨ましくてたまらなかった、そしてひたすら悲しくて悲しくて涙が出た。
私は迷いのない音楽が好きです。 というよりも、迷い出してバンドが崩壊していくという図式がたまらなくツラいので、そしてそういう図式をたくさん見せられてきたので迷いのない音楽を目の当たりにすると逆にツラくなってしまう。 そりゃ、アジカンにもいろんな迷いがあるかもしれないよ? だけど、そんなの吹き飛ぶだけの勢いがあるし自信もあると思う。 そういうのってすごい気持ちがいい。 っていうか。 そういうすべてを吹き飛ばす勢いがあるって事がどんなにかっこいいものかっていうのを教えてくれたのはミッシェルさんたちだったはずだからこそ、この状況がツラくてツラくて…。
話はちょっとそれるけど今一番迷いのない音楽をやっているのはミスチルだと私は勝手に思っていて。 迷いを吹っ切っていろんな事を乗り越えてやってる今の音楽は無条件でかっこいいと思う。 とは言いつつも迷いまくってる中で作ったであろう「深海」が一番好きではあるんだけど。 でもそういうのを乗り越えてミスチルが鳴らしている今の音が一番迷いのないかっこいい音楽だと私は思ってる。
ミッシェルにはそういう力を持っていて欲しかった。 ミッシェルの解散の本当の理由なんて知らないよ? 全くの部外者だし音楽に関してだって全くの素人だし内情なんて全然知らないですよ。 でもあの時のミッシェルがそういう力がなかったなんて思えないし思いたくない。 いろんな迷いを吹っ切って乗り越えて新しい音楽を聴かせてくれる力が絶対にまだあったはず。 なのにそれを一瞬にして断ち切ってしまった事が一番やっぱり悲しかったんだと今思い出しました。
俺達に明日がないってこと はじめからそんなのわかってたよ
とか言ってるけど…。 本当に明日はもうなかったんだろうか? 本当にそんなのわかってたんだろうか?
実は本当は今だって何も分かってないんじゃないのかな。
私のミッシェルラストディだったZepp Sapporoでのライブのあの日。 私は自分の日記に、
「もちろんミッシェルの解散は認めてないし受け入れる気もないですよ。 実際は解散とかするのかもしれないけどさ、そんなの知らない。 ナニソレ?って感じ。 いいや、そういうスタンスで行きます。 受け入れられる時が来たら、受け入れますよ。 でも今はまだまだ彼らは「続いていく」と私は信じてるし、それならそれでいいじゃん? 無理に自分に「終わり」を受け入れさせようとしても受け入れられないもん。 あぁホントにミッシェルって終わっちゃったんだな…って自然と思えるようになるまで、私の中ではミッシェルは終わってないって事にします。 今決めました。 実際10月までは彼らは続いてるわけだし。
なので。 ミッシェルガンエレファントはまだまだ終わりません。」
と書いていました。 あれから9ヶ月…。 今だに終われてない自分がいました。 そしてまだまだミッシェルが続いていると信じてる自分がいました。 完全にふられたオトコにいまだに未練タラタラなオンナ状態です。 呪縛が強すぎて前に全然進めません。 最悪です。
|