| 2004年06月19日(土) |
花組全国ツアー「ジャワの踊り子」(札幌) |
ジャワの踊り子札幌公演を観ました。 実はオサふーコンビを初めて生で見るので、密かに二人の並びがツボな私としては結構楽しみにしていたんですけども…。 ヤツらはヤバいね…。 あのらぶらぶな熱い見つめあいぶりは一体なんなんですかあ!!!!!! あなたたち愛し合ってるのはよく分かりましたから、そんなに公衆の面前で見つめあっていただかなくても結構です、っつーかもうおなかいっぱいです状態。 そんな二人がすげーツボでした。 あの二人の何がいいって、オサさんがふーちゃんをやさしくそして熱く見つめる事によってふーちゃんがものすごくかわいく見えること! ぶっちゃけすごい好きな娘役さんってわけではないんですけども、オサさんと並んでる時のふーちゃんは本当に幸せそうでむちゃくちゃかわいい。 オトコによってオンナは輝く、っていうか娘役を生かすも殺すも男役次第だって事を改めて実感しました。
話自体はもう語るのもたるいくらいのどーしよーもない話なんですけどね…。 っつーかあまりのたるさに寝てやろうかとまで思ったんですが、オサふーがあまりに輝いて見えるのでそれを見守ってやろうと頑張って起きてみてあげることにしました。 それ以前にやっぱり前の「サラン愛」の時も思ったんだけど厚生年金会館の音響が悪すぎる! セリフがこもって聞こえるし、変に反響しちゃってますます聞こえづらくなってるし…。 銀橋作れるのが自慢です!とばかりに毎回銀橋を張り切って作ってくれちゃってますけども、それよりも力入れるとこあるんじゃないですか?って話です。 話のタルさ+音響の悪さでかなりツラいひと時であったことも事実。
っつーかホントにたるかった。 これを観に行く前に予習の為に昔の雪組、麻実れい&遥くららのジャワの踊り子も見てその時にも思ったんですが、やっぱりたるかった。 たるすぎて逆にツッコミどころ満載。 何がたるいってまずアディナンが独立運動のリーダーとなってるけども結局あの人インドネシアの独立の為に何をしたんですか?ってところですよ。 何か誰かと話をつけたとか言って仏像の前にみんなを集めて、んでその情報があっけなくもタムロンにばれて仲間一人殺しただけで何にもなってないし、結局独立した事実も知らずに死んでるし。 っつーかあなたと全く関係のないところで独立運動が起き、そして独立成功しちゃってますけども、だからあなたが独立運動のリーダーなのではないのですか?
オースマンだってしょーもない。 多分あそこって独立運動のアジトみたいなとこだと思うんだけど、そこに昨日今日知り合った女連れ込んでいいのか!? アミナがホントにオースマンに惚れてた女だったからいいものの、あれがギャビィみたいなスパイだったらどーすんの!
まぁいろんなところで独立運動が起き、ヤツらもその中の小さな集団だったと思えばアディナンがあの中のリーダーだろうからそれであれば納得いくんだけど、最後の場面でプナリー・マタハリがこの国を救ってくれたみたいに町のヤツらが言ってて、実際タムロンもプナリー・マタハリがアディナンだと言ってるわけですが、じゃぁだからそのプナリー・マタハリさんは独立運動においてどんな役割を担い、どんな働きをされたんですか? インドネシア独立の為に死んでいったなどとパンフにも書かれてるけど、あれ独立の為に死んだんじゃないでしょ? 意味わかんねー!
んでタムロンもタムロンですよ。 結局アディナンなんて独立の為に何の力も持ってないって事見抜けよ。 あんなに執拗にアディナンばっか追って頑張ってたけども、全く関係のないところでインドネシア独立成功しちゃったじゃないですか。 そっちの方追ってこうよ。
でもらんとむタムロンは地味でちょっとかわいそうじゃない?って思って見てたんだけど最後の「もう撃てません」でツボった。 何か「撃てません」っていうのが唐突だったの。 撃てませんっつーか今撃ったじゃん。 もう一発撃っても同じじゃん?って勢いなのに、突然躊躇する。 あれアルヴィアは殺せるけどアディナンは殺せませんっていう風にしか見えないんですけども。 でも逆にそう思うとすべてが納得。 タムロンはあの島の一件でアディナンに惚れちゃったんだなー。 それであんなに執拗にアディナンを追いまわしてたんだ。 逆にアルヴィアは恋敵だし、殺されそうにもなったし、ウザいし、っつー事でギャビィの一件でちょっとアルヴィアの嫉妬心を煽ってみたり、殺してみたりとかしてみたり。 んでラッキーな事にアルヴィア死んだのに、アディナンも殺せとか言われて焦っちゃって「もう撃てません!」ってなって、でもアディナン殺されちゃってタムロンたまらず自殺。 そりゃあんな号泣もするわな。 っつーか何気にあそこのらんとむをオペラで見てあまりの号泣ぶりにびびりました。 そこまで泣かんでも…と思ったんですが、愛するアディナンが目の前で殺されたとなったらそりゃ鼻水もたれるね。 ちょっと納得。 ここは雪組版では全く納得いかなかったのでらんとむの解釈(なのか?)ナイスです。
逆に雪組版の方が良かった!と思うところがやっぱり島の場面。 っつーか良い悪い以前に何故にあの押し倒しがないんだ!! あのアルヴィアの体中にキスしてるアディナン…っつーか麻実れいさんのエロい事といったらなかった。 でもオサさんもエロさでは負けてないと私は思ってるんで絶対いけると思うのに何故にさせない…。 あと、「アルヴィアはアディナンが死んだら死ぬわ」みたいな事を言った後にアディナンが「なんてかわいい事言うんだ…」などと言いやがってアルヴィアを押し倒すのがかなーーーーりツボだったのにそれもカット…。 ターコさんがそれを言った時、おいおい、かわいいとか言うな、そこはバカな事を言うもんじゃない!ぐらい言ってアルヴィアをたしなめろよ!と思ったんですが、今のオサふーならば間違いなくオサアディナンが死んだらふーアルヴィアは死ぬと思うし、そんな事を言うアルヴィアに「バカな事を…」と思いつつも「かわいいな」ぐらい言っちゃうアディナンだと思うのに…何故言わせない…。 セリフのカットどころ思いっきり間違ってると思われるんですけども…分かってないなー。 あ、そうそう。 あとやたらとアルヴィア殴られてたんだけど、そんなに雪組版で殴られてたかなぁ? タムロンを殺そうとしたアルヴィアをターコアディナンは殴ってなかったような気がするのに、思いっきりオサアディナンは殴ってた…。 かなり納得いかない。 あそこは殴りではなく優しさと愛でアルヴィアを止めるから良かったのに。 っつーかヅカってオンナは殴って黙らせるみたいな風潮があるような気がするんだけどそれってどーよ。
ってなワケでオサふーはかなりツボったんですが、演出においてかなり納得いかない部分があったので結構消化不良。 今後のオサふーが楽しみなんで次の正塚先生にはぜひともすごいバカップルみたいな話を描いて欲しいと切望中なんですが…どーなるかな。
んでオサふー以外にツボな人々。 まずは私の隠れファンな園加ちゃん。 あぁ…やっぱかっこよかった。 ラキラキで弾けてる姿もかわいかったし、プナリーの男で一人視線ガンガン飛ばして踊ってる姿もかっこよかったし、ロケットで何か違うフェロモン発してる姿もエロかった。 あ、もちろんグントールも熱くてかっこよかった。 ホント大好き。
あと一花ちゃん。 一花ちゃんもどんなに大勢で踊ってても絶対目が行く。 ホントかわいい。 踊りも綺麗だし、ミンチェもかわいかったし。 一花ちゃんも大好き。
それと微妙に気になった事。 オースマンたちが逮捕されるところで、ヤツらが拳銃を落としたり投げたりしてたけども暴発するんじゃないかと気が気でなかったんですが…。 あれ普通あんな風に拳銃をバタバタと落さないと思うんだけど。
あと私役のまやさんがやたらと北海道弁を使ってて結構受けてた。 っつーかオサさんが終演後の挨拶で「六花亭の三方六がなまらうまかったべ」とか言ってたなー。 あ、そうそう。 あのおさかなの場面でオサさんが投げた魚をふーちゃんが落っことしちゃって、めっ!って顔してたオサさんもまたツボだったんだった。 もうバカップル以外の何ものでもなかった。 いいなーバカップル。
それと、NAKED CITYチームが観劇に来てます!とオサさんが言ってたんですが、私が確認出来たのはみわっちだけ。 3人くらいで来てたような気がするんだけど。
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