僕は禿げる。(中略)それでも歌を聴いてくれますか?
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2003年12月27日(土) 病気

 友達が女の被害に逢った。美人局(つつもたせ)ではない。

 女とその友達は同じ職場なのだが、女が職場にあることを言いふらしたのである。それはその友達がその女に想いを告白し、女がお断りしたというもので、告白される側のたしなみとして、お断りするのならみんなには伏せておいてやって然るべきだろうが、女は会社中に経れ回っているという。被害に逢った友達はかなりへこんでいた。

 女はあるとき会社内の女性と喧嘩をしたらしい。元々女はその女性とそりが合わなかったそうだが、あるとき二人が新人の研修業務を受け持つ一員になり、そこで言い争いになったという。喧嘩の内容は他部署から移ってきてすぐの女が研修を受け持つのは納得いかないとその女性が言い掛かりを付け、女が「あんたがいるうちは研修はやらない」と返したというものだそうで、これも女は社内に経れ回った。経れ回るのが好きな様である。

 女は他の男にも言い寄られお断りをしているらしい。それだけモテるのだろうから何かとてつもない魅力があるのだろうが、それは妻子もちの私には関係ない話だ。わかりやすい「モテモテ感」には今のところ興味が薄れているのである。



 ここまでの話、読まれた方は女に対して「もてる事を鼻にかけた女性」といった人を想像するかも知れない。何もせず男から声をかけられたり、想いを告げられたりする生活を歩めば、そうなっても仕方ないと思う方もあるだろう。私は「モテモテな方は是非嫌な奴であって欲しい」という感情は、ナルシストではない人の抱く最小公倍数的な想いではないだろうか、などと考えたりしてしまう。


 そしてここで読んでくださっている方へお伺いしたい。例えばこれが全部嘘で、女の脳内で起きている話だったらどうだろうか。友達は告白していなかったらどうだろう。女性と喧嘩していなかったらどうだろう。女と彼女は挨拶しか交わした事がなかったらどうだろう。そして誰からも告白されていず、モテモテでなかったらどうだろう。


 そういう人物がいるのである。そしてその人は社会不適応者の烙印を押される事なく、ある程度の信用を得て組織に属している。もちろん、彼女のやっている事は名誉毀損等の罪の可能性をはらんでいるが、芸術に携わる人間としてはあまりそれを責めたくない。…なぜって脳内で起きている嘘を人に伝えたくてしかたないなんて僕らとそくりじゃないか。



※追記 夏休み明けに急に派手になって登校し、「〜デビュー」等と言われている人なんて、アートだと思う。「行動と造形が表現する」感じなんて現代アートと言われる物的ではないか。不勉強でよく知らないがきっとそうだ…。僕はその女にその種の臭いを感じるのだ。


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