4254.0516の日記

2003年02月26日(水) 無駄なこと。


 ■ボランティア。

 前日の和やかなpartyの余韻とささやかな恋の予感に、のんびりと目を覚ます。

 仕事に行くため準備をし、早速出掛ける。
 ここ最近のボランティア先では、採用試験(というか、実習)をする実習生の方が
 たくさんやってきていて、今年就活をする予定の私は同情的。
 頑張って欲しい…。

 今日はHちゃん担当。
 私が何となく苦手にしてきたHちゃん。

 彼はとにかく鋭い。
 人を感じる力が強い。
 ためらいや戸惑いなんて心に秘めていようものなら速攻で見抜く。
 気合を入れて接すること。
 腹をくくること。

 苦手なのは嫌いなのではなくて、見抜かれる自分が怖いから。

 でも、そういうことは少しずつ接近して埋めていくしかない。
 最初は自信を失うし、自分の存在意義を見出せなくて少し苦しい。
 そこを外して先へ進むことは望めない。

 仕事終わりで、ボランティア先の人たちと飲みに行く。
 飲むことによって働きやすくなった人もいた。

 けれど…。
 私が研究をしていること。
 ある意味学歴があるということ。
 それだけで面白くないという人たちがいる。

 研究テーマを言うと「そんなものは…はっきり言って意味ないね」と何のオブラート
 にも包まずに言われた。
 飲み会の席でとはいえ傷ついた。
 「大学の先生なんて、所詮机上の論理でろくな人はいない」とも言われた。

 私は言いたいことはたくさんあった。
 けれどそのほとんどを飲み込んで、自分を守るために最低限必要なことだけを述べた。
 知らないフリをしていることが一番と納得させた。

 私は大学の研究者ですごい人を何人も知っている。 
 すごい人というのは机上の上でも、実践においてもすごい人だ。
 私はそういう人に何人も会って、教えを受けてきた。
 おこがましいけれど、私が進んでいく先にはその人たちという目標がある。

 結局その人は、大学にも行っていないし、ましてや大学院なんて…。
 現場の実践だけで生き抜いてきた人だ。
 それしか武器がない。
 だからそういう人たちを貶めていくことでしか自分を守れない。
 identityを確立できない。
 可哀想な人だ。

 …そう思いなさいと、私の大好きな人からちょうど今日、偶然ののタイミングで
 教えられた。
 やはり私には欠かせない大切な言葉を適切に与えてくれる。
 その言葉もあってか怒りを収めることとする。

 “学生だからわからないと思うけど…”というけど、あなた以上にわかることも
 あるんだよ…。

 ♪BGM/TV


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