4月に入ってからの、日記のtitleが不穏だなー…。
気がつけば。 「お前はずるい!」 そう心の中で何度も繰り返しながら、じっとあの人を見ていた。 半ば睨んでいた…。
今日は、出る予定の時間9分前に起床。 文字通り飛び起きて、予定を10分ほど過ぎて出発。 無事、遅刻せずに到着。 ぎりぎりだけど。
念願叶って、チャカティカに行った。 こじんまりしていて、静かで、好きな感じの雑貨がいっぱいあって、とても 良かった。 Baliのガイドブックがあったので、思わず手に取った。
orderはベトナム丼とチャイ。
ベトナム丼の、挽肉の炒め物はものすごくスパイシーで、現地で食べたこと のある人でしか想像しえない味だった。 あんなスパイスをふんだんに使った味付けは家ではできないので、お得感も倍増。 パクチーものってて、ものすごい野性味溢れる、乱暴な味がした。 茎までばりばり食べた。
チャイは、ちょっと変わった味。 スパイシーなような、ココアのように滑らかなような。 食後にほっこりと和んだ。
しかし、ものすごい迷ったな。 同じところをぐるぐる。 しかも、車を入れたコインPが、チャカティカと目と鼻の先。
決して、今のIさんの隣が不満なわけではなく。 何の権限も、保障された立場もないのに、真ん中に居座っていることの居心地の 悪さ。 そして、T先輩の抜けた、大きな大きな空虚。 それに、慣れないだけだ。
わたしは、店とかで、上の方の人が、下の方のバイトの人たちを一方的に 叱りつけたりするようなことが大嫌い。 どんなに料理が美味しくても、それだけでうんざりするほど疲労困憊するのだ けれど、今日は違った。
とにかく、とうとうと、それはそれはとうとうと、同じことについて繰り返し 注意をしていたのだけれど、それほど悪い気分にはならなかった。 その注意をしていた人は、自分の鬱憤を晴らすためでも、正当に主張できない 事柄を、立場の弱い人だからといってぶつけているわけでもなく。 ただ、人として、どうしても許せないと思うことを、相手にきちんと伝えようと していただけだったから。
むしろ聞いていた方が不真面目で、あれやこれやと言い訳をしたり、自分の 憶測でしかないことで、何だかいい加減に判断をしたりしていた。
結局、お客の手前なのか、お店の外に出て、延々と注意は続いていていたよう。
きちんと筋が通っていれば、それほど聞き苦しくないものだな、と思った。
久しぶりにあの人を見て、どきどきしたり、胸がきゅうとなったりするのかなー と思ったけれど。 意外とそうでもなくて。 「わたしって、あの人が好きだったんだなー」と、しみじみと思っただけだった。
他人事みたいに。
唄にしてもそうで。 わたしには、本当の、本当のことを歌っているようには思えなかった。 頭ではそうかもしれない。 そういう唄を歌いたい気がしてるのかもしれない。 だけど、欲求や衝動は、そうじゃないような気がしていた。
そういう不一致が、許せない感じがする。 口先だけのかっこつけ、って気がする。
何やらしゃべりだして、何を言っているのかあんまり聞き取れなかったけど。 言わんとしていることは伝わってきたような気がして、その瞬間、あの頃の空気 とか見ている世界がぐわーんとわたしに迫ってきた。 全然忘れてたのに。 鮮やかに、目の前にあった。
あの頃はきらきらしてて。 今のわたしには見えないものが、見えていたような感じがした。 そういう記憶。
そして、その歌が流れてきたら、どうしようもなく思い出して、思い出されて、 半ば泣きそうになっていた。 泣かないようにと思って見ていたら、睨んだみたいになった。
お前はずるい。 ずるい。 ずるい。 ずるい。
そうやって何度も繰り返していた。
きっと、あの場にいるどれだけの人がそう思ったか知れないけど、「あの時の、 あの唄は、わたしのためのものだ」と思った。 確信のようにそう思った。 勘違いでも、そうとしか思えなかった。
もし、今日のことでメールが来なければ、何だかすっきりと距離が掴める 気がする…。
ようやく家庭教師先のお母さんからメールが来る。 手紙はちゃんと届いていたようで、安心。 ちゃんとわたしの意図が伝わっていたようなので、それにもほっとする。
あの人のおかげで、ラグランTが気になって仕方ない。
♪BGM/LAVA AL.『Conexion』
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