4254.0516の日記

2007年08月07日(火) 2007年の、戦争考。


 終戦記念日の翌日。
 こうやって、郵便局の薄明かりの近くに車を停め。
 姿の見えないしょうが焼き弁当を食べながら。
 (味は確かにしょうが焼き弁当だ。)
 戦争について考えているなんて、思いもよらない人生だ。


 2007年の、戦争考。


 わたしの戦争観は、“硫黄島からの手紙”で確実に変わった。
 この世に起こる、最も恐ろしくて、虚しくて、人の歓びや、生の愛しさを
 無下に奪い去る最低の出来事だと思うようになった。
 観念ではなく、感情として。

 これまで、戦争の当事者の話を聞いても、そこにあまりに温度差があり過ぎて、
 何をrealと感じたらいいのかわからなかった。
 当事者には当事者の真実が。
 被害者には被害者の思いが。
 それは、現代をぱっぱらーと生きる、わたしという若者にはあまりにも遠い。

 だけど、“硫黄島〜”でわたしと同じ、戦争を遠いと感じている人たちが、
 そこで戦争を演じることで、距離感や温度差がいい形で埋まった。

 本当のことを、本当に本当らしく再現することだけが、本当を伝えること
 にはならないのだと思う。
 fictoinが真実をより真実に近いように伝えることもあるのだと思う。
 だから、音楽とか映画とかお芝居とかがあるんだな…。
 
 本当に怖かった。
 本当に虚しかった。


 深く、強く、平和を思う。
 去年はわからなかったことが、今年はきちんと掴めている感じがする。


 所詮、しょうが焼き弁当を食べながら思ったことだけど…。


 あー、オーバーオール買おうかなー。
 あの細身感、吉と出るか、凶と出るか。
 明後日もう1回試着してみるかな。


 こういう時に連絡して来ないのって、ほんと何考えてるのかわからない…。


 ♪BGM/銀杏BOYZ AL.『君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命』
  思ったよりずっとずっと良かった。
  峯田くんの声は、深く何かを包むように、きらきらと美しかったなー。
  誰も見てないところで、とっておきの朝日を見たような清々しい音楽だった。


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