2007年08月07日(火) |
2007年の、戦争考。 |
終戦記念日の翌日。 こうやって、郵便局の薄明かりの近くに車を停め。 姿の見えないしょうが焼き弁当を食べながら。 (味は確かにしょうが焼き弁当だ。) 戦争について考えているなんて、思いもよらない人生だ。
2007年の、戦争考。
わたしの戦争観は、“硫黄島からの手紙”で確実に変わった。 この世に起こる、最も恐ろしくて、虚しくて、人の歓びや、生の愛しさを 無下に奪い去る最低の出来事だと思うようになった。 観念ではなく、感情として。
これまで、戦争の当事者の話を聞いても、そこにあまりに温度差があり過ぎて、 何をrealと感じたらいいのかわからなかった。 当事者には当事者の真実が。 被害者には被害者の思いが。 それは、現代をぱっぱらーと生きる、わたしという若者にはあまりにも遠い。
だけど、“硫黄島〜”でわたしと同じ、戦争を遠いと感じている人たちが、 そこで戦争を演じることで、距離感や温度差がいい形で埋まった。
本当のことを、本当に本当らしく再現することだけが、本当を伝えること にはならないのだと思う。 fictoinが真実をより真実に近いように伝えることもあるのだと思う。 だから、音楽とか映画とかお芝居とかがあるんだな…。 本当に怖かった。 本当に虚しかった。
深く、強く、平和を思う。 去年はわからなかったことが、今年はきちんと掴めている感じがする。
所詮、しょうが焼き弁当を食べながら思ったことだけど…。
あー、オーバーオール買おうかなー。 あの細身感、吉と出るか、凶と出るか。 明後日もう1回試着してみるかな。
こういう時に連絡して来ないのって、ほんと何考えてるのかわからない…。
♪BGM/銀杏BOYZ AL.『君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命』 思ったよりずっとずっと良かった。 峯田くんの声は、深く何かを包むように、きらきらと美しかったなー。 誰も見てないところで、とっておきの朝日を見たような清々しい音楽だった。
■My Blog■ http://yaplog.jp/4254_0516/ (人観察Blog) http://yaplog.jp/4254_0516_2/ (写真diary)
|