4254.0516の日記

2008年04月02日(水) 同じことを思ってた…。


 天気はよく、川沿いの桜並木は、夢みたいな色で花びらを散らしていた…。


 4年間(ほぼ5年)も慣れ親しんだ職場。

 業務に使う書類や保管場所。
 必要なケースファイルとか、仕事道具のおもちゃたち。
 おまけに台ふきんや漂白剤の位置まですべて把握していた。
 事務所でそういうことを一番知っているのがわたし、というほどだった。

 同僚も長くお付き合いのある人たち。
 飲み会も何度となく。
 毎日他愛のない話で盛り上がった。
 お互いの好みとか、基本的な考え方とかは、自然と身体に沁み込んでいる人たち。

 そういうものの尊さとか、愛おしさがひしひしと押し寄せる。


 戻りたいというのとは違うけど…。
 戻れないから愛おしい、そういうことってある。


 今は、トイレの場所すら聞かなければわからない。
 習慣も常識も違う。
 何かをしようとすると、必ず教えてもらわなくてはいけない。
 当たり前。
 だけど、たまらなく不便。

 そう思って、4年前、前の仕事をはじめた頃の日記を読み返してみた。


 同じことを思ってた…。


 馴染めなくて、うまく話せなくて。
 常識の違いやちょっとした齟齬にイライラ。
 後ろ指をさされてるんじゃないかって不安。


 なーんだ。
 おんなじだ。
 そう思えたら、何よりほっとした。
 誰に聞いてもらうよりも、きっと、ずっと。
 あの頃そんな風に思った人たちも、今こうやってわたしを支える存在感で
 心の中にいる。

 だから、慣れるまでの辛抱。

 きっと一緒に仕事をするようになればわかり合える。
 ここが私の大切な場所になる。
 大切な場所が増える。

 仕方ない。
 わたしは出足、ものすごい構えるほうだからな。


 RMKの化粧水を“Fruit”という種類に変えたところ、ものすごい乾燥でつっぱる。
 今まで化粧品が合わないなんてこと、なかったのにな。
 水分が足りないと、しわがくっきり目立つことになりそうだし。
 でも、結構高かったからもったいないし。

 どうしよう。
 とりあえず、何かで急場をしのごうか…。


 新生活の仲間たちも、今頃こんな夜を迎えているのかな…。
 そう思うと、心強い。


 最近ナカタヤスタカ作品にハマっている。
 案の定。
 何も考えなくていいので。
 音楽に心を合わせることもなく、詩に想いを巡らすこともない。
 ただ、ピコピコとした音色とリズムに身体を預ける。
 職場に向かう時に聞くには最高だ。


 このくらーい心持ちの中、ムラカミハルキ著『ノルウェイの森』再読。
 暗いなー。
 でも、その暗さとか、鬱々とした抑圧感が今の気分に合ってる。


 とにかく無理をしない。
 この緊張感と不全感には終わりが来る。
 ただただ、それを待つだけだ。


 ♪BGM/COLTEMONIKHA AL.『COLTRMONIKHA/COLTEMONIKHA 2』


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