4254.0516の日記

2008年06月02日(月) 忘れないために…。

 土曜日のことは、書いておこうと思う。


 初心を忘れずにいたい。
 弱い者の目線を意識できる自分でいたい。
 謙虚さを失わずにいたい。
 いつもいつもそう願う。
 そして、その言葉を繰り返しながら、心の中に暖める。

 でも、基本的には初心は忘れるものだ。
 そして、奢るもの。
 その当たり前にことを思い知らされ、恥ずかしい。
 奢った自分を受け止めてくれた子どもたちに申し訳ない。


 あー、これ書きながらもまだ泣きそうになる。


 自分の実力でもないのに、できるつもりになっていたたくさんのこと。
 子どもがいなければわたしの仕事は成り立たないという当たり前の現実を
 忘れていたこと。
 芽生えかけていたたくさんの思いを踏みにじってしまったこと。

 ごめんなさい。

 土曜日はただひたすら街をうろうろして、気がついたらものすごい時間が
 経っていて。
 ひとりになれそうになかったので、JにTel。
 向いてないし、センスもないし、いくらやっても全然ダメだし、もう辞めたい!
 と思ったりもした。

 だけど、今は、このうずたかく積もった悔しさとともに、これからを進んで
 いかなくてはいけないという気持ちになった。

 目を配り、こころを配るということを具体的に理解はできた。
 なぜそれができなかったのかという原因も突き止めた。
 反省して、分析をしたからといって、師匠Yさんのようなことができるとは
 思わない。
 わたしはわたしの力の中でしかやれないからだ。

 だけど、これから少しずつでも成長していって、悪夢のような土曜日の借りを
 返したい。


 DVDmemo。
 ●犬猫 ★★★★☆
 “人セク”の井口奈己監督作品。
 出演者の誰も好きじゃない(むしろ苦手)のに、それを全部ひっくり返す演出。

 カットをかけるタイミングが5テンポくらい遅れているところ。
 走るシーンでの、フレームイン・フレームアウト具合。
 色彩。
 井口監督独特の演出。

 かなり好き。

 特典映像でのインタビューで井口監督が答えていたことに、かなり影響される。
 わたしも今、同じようなことに関心がある。
 人の想像力を掻き立てる“隙間”をどう作るか。
 自分の体験を重ねるために、邪魔にならない演出とは?というあたり。

 ●I am Sam ★★★★☆
 完全に食わず嫌いで手をつけてなかった作品。
 最近の洋画作品の中ではかなり好き。
 登場人物の人物像をかなり丁寧に作れているし、事実かどうかということでは
 なくて、事実に誠実であろうとしている熱意は感じられた。

 何しろショーン・ペン。
 すごいなー。
 特典映像での彼と、作品中の彼はまるで別人。
 緻密な役作りと障害を持つ人との呼吸の合い方が絶妙。
 うーん、すごい。

 特典映像、最後まで見切れなかったのが残念なほど。
 やはり描きたいものが明確な作品は、こうやって丁寧に描かれるのだと思った。

 ●気球クラブ、その後 ★★★☆☆
 とにかく永作博美を見るための作品(と、言い切る)。
 永作博美の雰囲気って、映画で見ると独特のものを放つなー、と思う。
 しっかりして、芯の強い感じなんだけど、色彩としては淡い。
 棘はないのに、メッセージとしてはしっかり伝わってくる。

 “人セク”以上に、素の魅力が感じられる気がする。

 storyはもとより、彼女を見ていると、見とれているうちに映画は終わる。

 ●46億年の恋 ★★★☆☆
 ずーっと探していて、ようやくTSUTAYAで発見!

 安藤政信と松田龍平なんて!と思って見てみたけれど、世界観は三池さん
 満載だった。
 storytellerの使い方とか、文字表現の部分とか、独特。

 理解して、何かがすとんと落ちるという感じではないけれど、見た後に余韻が
 残る感じの作品。


 ついに大学の同期同士、TちゃんとOが結婚。
 ついに、でした。
 Tちゃんのお嫁さん姿、かわいいだろうなー。


 そしてまたしても“人セク”を見るために、仕事を早退までしようとしている
 わたし。
 何でもやるわよー!


 ♪BGM/安藤裕子 AL.『Chronicle』


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