Dance日記帳
モクジキノウヨクジツ


2006年02月26日(日) 迷走の日々

春の足音が遠くに聞こえてきた此処最近。

何が此処まで雑然とし撒くっているのか、己さえも理解に苦しむ日々。
未だまだ迷走が続く。
ひとつ深く呼吸を採って、物事を簡素にしたいものだ。

前回の日記と同じような愚痴。
何故に、他人は人の心を侵害するのだろう。
其れとも、侵害されるような柔な心だから駄目なのだろうか。

もの凄く些細なことであっても、心が乱される。
何事にも動じることのない、そんな強さが備われば良いのだろうか。

先日、稽古に行く途中。
稽古中、邪魔になる髪をとめるピンを自宅に忘れてきたことに気付いて、慌てて駅ビルの小さなアクセサリー屋に立ち寄った。
ヘアピンを陳列しているのは、左側の小さな一角。
其所には先客。陳列されたヘアピンを手に取り、ゆっくりとショッピングを楽しんでいる20代の女性。身なりも良い。
慌てているにしても、ずうずうしく彼女の前を遮るように手を伸ばし、奥に陳列されているヘアピンを取るのは気が引ける。
せいぜい2〜3物色して、他のコーナーに移動するのだろうと、その女性の隣でヘアピンコーナーが空くのを待つ。
待てども、待てども、なかなかその女性の物色は終わりそうにもない。そこへ、別の女性(ハンディキャップの女性)がやってきて、私の横から割り込み、長々物色している女性の前を腕を伸ばし、目的らしきピンを掴む。
物色女性は其れに気付いても場所を譲るでもなく、飽くなく物色を続ける。それにまずは呆れた。
ハンディキャップの女性が出ていったあと、時間に追われた私も其れに続いて物色女性の横から遠慮なく手を伸ばして、ピンをとろうと思った。
物色女性が場所を譲るのを待っていたら閉店時間になってしまうかもしれない。
手を伸ばそうとした時に、つま先が物色女性の靴に軽くぶつかった。
「痛いな。いいかげんにしろ。」
は?と思わず振り向いたくらいだ。
沸き上る怒りの感情。「そっちこそ、いいかげんにしろ!」と言い返したい気持ちを堪えるのに酷く苦心したほど。

皆さんは、こんな事態の時、どう対処しているのでしょうか。
言い返すべきだったのか。ぶん殴るべきだったのか。
数日経った今でも、とっさの判断ができず、愚鈍に立ちすくんだ自分が情けなく思う。


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