Dance日記帳
モクジ|キノウ|ヨクジツ
2006年02月20日(月) |
豪雨の道程、稽古の過程 |
降り荒ぶ豪雨の中、稽古へ。
何れ程頑張ったところで、年々弱りつつある私の記憶媒体。 努力を重ねれば重ねるほどボロが出て、情けなくなる。 毎回のように「降ろしてくれ」と祈るような思いで師匠の前に立つ。
今日は違った。 私の到着を待っていたかのように香盤変更が言い渡された。 過度の緊張より解きほぐされ、肩の荷は降りた。
困ったことは、なかなか全体練習に参加できず、本当に時間を都合できないという部分だ。 此処で、ようやく、MDSのメンバーが何れくらい大変な思いをしながら仕事とダンスの二足草鞋をしているのか、身に滲みてわかる。 ひとつ理解を深めた気がする。
何故、この世には、他人の嫌悪感を煽って平然としている人間がいるのだろうか。其所に悪意がないと云うのだろうか。 どの角度から見たところの、他人を感情的にさせること自体が「悪意」としか思えない。 なかには、常時、感情的に居ることが快適だという人もいるのだろうか。 私の常識においては、ひとは常に、平穏と安息を求めるものであると云うのに。 少なくとも、私は争いは好まない。 いっそのこと、自己正当化も不要。誤解も時として知らぬ振り。 ほんの一時の自分の荒れる感情を乗り越えることができれば、その先に平穏があるから。 まさに、今晩の豪雨のように。
土砂降りの時は、雨にうたれるが良い。 そのうち晴れ、地は乾くだろうから。 なのに、雨にうたれる私に、此れ以上、バケツの水はぶっかけないで欲しい。 自分のコントロールを失わず、明日を迎えたい。
悪意をもつ侵害者は其所此処に居る。 そう、直ぐ其所、電車で隣り合う人さえも、その侵害者成り得る。 自分を害悪から守る術を身に付けたい。
何も難しいことではない。 単純に、静かな明日が好きだから。 乱されることない強さを得たいだけ。
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