甥っ子が、昨日駒場スタジアムまでサッカーを見に行ってきた。
整理券をもらう為に前日からの徹夜組もいたとかいないとか。
スタッフが券を配り始めた時には七千人もの人が並んでいた。
定員は一万五千人だから、そこにいるすべての人は券をもらえるはず。
しかし・・・事件は起こった。
列の最後尾の人たちが4メートルのフェンスを乗り越え整理券を配布する特設テントに押し寄せ、大混乱。
人が押しつぶされたり、子供はそこかしこで泣くし、すし詰め状態に圧迫され、死ぬかと思うくらい大変な騒ぎだったらしい。 まるで、明石の花火大会の時のように・・・。
だけど、確実にもらえるはずの整理券を、なぜそうまでして奪おうとしたのか?
新聞には、この「入場整理券騒動」について「予想を超えたサポーターたちの混乱だった」「警備体制が甘い」など、月並みな言葉がならべられるばかりで、あたかも悪乗りしたサポーターたちが起こした暴動のひとつに過ぎないような記述しかない。
しかし、実はそのサポーターたちは何も悪くないのだった。
それにしても、これには呆れた。 甥っ子がその場にいなければ私ですらその真実を知ることはできなかったのだけど。
長野サリン事件といい、今回のことといい、テレビだけでなく新聞でさえ正しい情報を伝えられないというのはとても怖いことだよね。
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