悪夢再び |
準夜。重症者が変わっている。2名。昨日のばあちゃんは亡くなっていた。もともと衰弱していたから。負担がかかってだろう。早く気がついてあげればこんなことにならなかっただろうに。
重症が一人増えている。他チームの患者さんもなくなっていたが、我がチームの人が・・・。
どう見ても自分か、次か。亡くなる時間は不明ながらもそういう雰囲気だ。手術の人は立ち上がりも早く、問題なし。
もう一人の重症は肺炎を合併している人。呼吸状態も良くないが、じり貧でいっている。問題は待ちかねていた息子さんが帰ってること。
予想は当たった。何となく、虫の知らせで行ったときに無意識にマスクを外し、全身不良な色。学生に示すに分かりやすいチアノーゼの状態。酸素をあげるも息が怪しい。血圧は変動無いが、この酸素濃度だと人工呼吸器適応だ。
医者に報告。心電図モニターをつけると波形が怪しい。位置を間違えたにしては死ぬ前の波形。
血圧が下がり結局どたばたと亡くなって・・・。かわいそうなのは変化に着いていけない息子さん。
待ち人がくると安心してなくなるケースは多い。
お盆前はいつもこんな感じ。
|
2002年08月10日(土)
|
|