また帰って来たロンドン日記
(めいぐわんしー台湾日記)

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2003年06月10日(火) 【台湾映画】「藍色大門」

期末試験が終わったそのすぐあと、映画好きの先生と、学校の講演室の大きなプロジェクターを使って一緒に映画を見た。「藍色大門」という。この映画はもともとすごく見たかったのだけど、結局映画館で上映中には見ることが出来なかった。友達に「DVD」が発売されたよと聞くやいなや、すぐさまレコード店に駆け込んで手に入れた。

この映画、俺的にはかなり好きな部類の映画で、たらたらと淡々とした美しい映像描写が続く。多分今まで見た台湾映画の中で一番好きな映画になったと思う。ある高校(師範大学付属中学)を舞台に、ふたりの女の子と一人の男の子が登場する。この女の子ふたりはクラスメートですごく仲良し。男の子は水泳部でギター部にも所属、カッコ良くて、結構人気がある。この男の子を女の子の一人が好きになって、、、。

どんな話なのか書いてしまうとつまらないので書かないことにする。と言うか、書けないな、、、。というか「こういう話ですよ」と言うふうには、あえて言いたくないような、俺にとってはそんな感じ。見る人によってすごく感想は違うんじゃないかなと思う。「リアリティー」というか、そういうものを感じる人もいるだろうし、なんというか。ま、実際これを見て退屈だと思う人は多いかもしれない。

「晴天娃娃」(「てるてる坊主」の意)と言う映画があった。藍色大門とは全く違う雰囲気の映画だけど、なんか台湾の青春ものはすごくいいなと思う。この映画はDVDの発売がされていない。ハリウッド映画のDVDを売るのも良いけど、自国の映画をもっともっとDVD化して売って欲しい。売ってくれるんであれば、俺的には違法のVCDでも良いんだけどね、、、。

台湾人的には一般的に、「台湾映画は海外で賞を取るが国内では売れない」と言うことになっているらしい。残念な話だ。頑張れ台湾映画!! あ、ついでに日本映画も頑張れ!!


倉田三平 |MAILHomePage

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