2002年06月08日(土) |
「ボーイズ・ドント・クライ」&「タイタス」 |
ビデオで見ました。「ボーイズ〜」は音楽が70年代ロックな感じで好きですが、なんで女が男の格好して好きな女の子と寝たからってあそこまで憎まれたり蔑まれたり暴力振るわれたりしなきゃならんのかなあーという、その辺の感覚が早瀬にはあんまりぴんとこなかったです。当の女の子が「男だと思ったのに!」って怒るんならともかく、家族が「このレズめ!」「化け物!」とか言って暴行を加えようとする心理が早瀬にはわからない。1993年ぐらいのアメリカ郊外だと、そういう感覚って当たり前なんでしょうか。まあうちのオヤジなんかもあらすじを話したら「倒錯してる」「おかしい」って言ってましたからね(苦笑) そんなものなのかなあ、まだ。何だかんだ言ってアメリカではマッチョイズム&セクシーガール主義が(都市化との関係があるかもしれないけど)根強いのかなーとか、日本は固定観念はあるにしても、性的マイノリティに対する“攻撃性”がない分マシだな、とか思いました。(などと冷静に書いているが、見てる最中は加害者の男2人に対し、下んねえ連中だなと猛烈に怒っていた) 「タイタス」はR15指定でしたが、正直「ボーイズ〜」とそんなに変わんないように見えたんですけど(笑) 殺人あるし流血あるし強姦あるし。むしろ「タイタス」の方がファンタジーというか、「お話」として描かれてる分衝撃度低いんじゃないの?と思いましたが・・・あれだったら「犬神家の一族」だってR15だよな・・・まあそれはいいとして。いきなり生意気げな美少年がマッチョに攫われるというオープニングにびびりました(笑) でも美少年だし、男性キャラ連中にべたべた可愛がられるシーンがいっぱいだったのでよし!(←コラ) 演劇的な演出は映画でも割と好きなんですが、ちょっと冗長だったかな。もっとぱっぱと進めてくれーと思うのが何箇所か。あと、皇后と王子ズのコスプレはちょっと馬鹿っぽいっす(笑) 「ブロウ」と「フロム・ヘル」はいつでも借りられてるんだよなあ。見れるの当分先かなあ。
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