早瀬の呟き日記

2002年07月30日(火) 主婦は債権

8/6号の「週刊SPA!」より。表紙の文句を引用しますね。

もはや主婦という“債権”を抱えられない現在、貧富を分ける決定打は「妻の稼ぎ」だ!

まあ不景気ですしねえ・・・本音は家事育児専門の奥さんを貰うと自由に使える金が減る、ということのようですが(笑)
稼ぎのいい奥さんを貰うリスクとしては、「家事の分担」「片付けられた家と手作り料理を諦める」「子供を持てない(余裕がない)」「離婚される率が高くなる」「容姿が劣る」(笑)とかありますけど、なんかそうなると「結婚」という形態を取る必要はないじゃん、と思う。「何で結婚するの?」というか。「できちゃった婚」の方がむしろ自然な気がしてきたぞ。
人間の関係がもっと自由になればいいな、といつも思うけれど、資本主義社会で「自由になる」ということはすなわち「金が要る」(笑)ということなんだよねえ。
それにしても男性誌ってどうして「〜なのだ!」とか断定口調が多いんだろう。女性誌は割と「誘導口調」が多い気がする。読むとこ少ないけど。

電波な話。
自己増殖を続ける資本主義の精神が、がん細胞の性質に似ていると思うのは早瀬だけだろうか。
増え続け、死なない細胞、それががん細胞。細胞の不死が個体の死を招く。それと同じように、増殖と膨張を続ける資本主義は、地球資源・環境の崩壊を否応なく引き寄せる。
もっと働いて。
もっと買って。
もっと消費して。
人類という個体の死を避けたいのなら、特に先進資本主義国は「more」ではなく「less」の志向に生きなければならない。つまり、「できるだけ何かをしない」方向だ。移動をしない(ガソリンと電気の消費量が減る)、活動をしない(電気と食物の消費量が減る)、「より少なく生きる」こと。
それは本能に反している? 人間が本能で生きられるなら、文化など生まれなかった筈だ。
それは「死」に近い? YES。生きているということが無駄を生むのだ。人は生まれなければ何も消費することはない。何なら、「人生50年」を復権させてみてはどうだろう。
結局のところ、地球を本当に守りたいと願うなら、人類は絶滅しなければならない。
しかし人は命を尊いと言い、死を責める。
タナトスは、それほどさようにあなたの友たり得ないだろうか?(笑)


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琳 [MAIL]