| 2004年12月04日(土) |
「ブラザーフッド」(ネタバレ) |
早瀬です。 山崎@アンタッチャブルと交際している夢を見たとです。 自分が信じられなくなりました。
さて、予告編からして腐女子萌えなニオイがしたこの映画ですが、いやはや、力作です。凄いです。 戦闘シーンの迫力と長さが神経をノックアウトするような凄まじさなので、痛いのが苦手な方にはオススメできません。私もちょっと疲れました。腐女子ビジョンなどすっかり忘れ、ボディブロウを喰らうような痛々しさを感じます。 これは一体何なのだろう。 何のために、誰のために、こんなにも人は残虐にならなければならないのか。 何故。何故。一体何なんだこれは。 何なの? そんな思いが身体の中にぐるぐるとわだかまる。むしろ萌え目線がないと重苦しいだけの映画になってしまうかもしれない。 ストーリーは、朝鮮戦争に徴兵された韓国の兄弟の物語。兄は、病弱で優等生の弟の除隊許可を得るため、武勲を立てようと危険な任務を次々に遂行していく。しかし、作戦の巻き添えになった同僚の死や、武勲を追い求めるあまり冷酷になってゆく兄に対し弟は反発。やがて本国の赤狩りにより婚約者が濡れ衣で処刑され、彼女を救おうとした弟を軍の上官に殺されたと思い込んだ兄は、北朝鮮側に寝返る。停戦近くにそれを知った弟は、自ら38度線の前線に赴き兄を見つけようとするが、兄は今や悪鬼と化していた。 「兄さん! 目を覚まして!」 「僕の兄さんは強くて優しく、男らしかった!」 ん? なんだこの既視感は。
・・・・・・一輝×瞬か!(笑)
そうだよ、一輝×瞬なんだよ(笑) 男前の強い兄ちゃんと優等生の弟。お兄ちゃんはとにかく弟命、弟ラブで、「お前のためなら死んでもいい」とか「誰にどう思われてもお前さえ生きて帰ればいい」とか、もーとにかく弟愛しすぎ。しまいにはその愛の重さに耐えかねた(笑)弟に反発されて「誰のために戦ったと思ってるんだ!」と口走り、「頼んだ訳じゃない」と返されて思わず殴っちゃうんですが(笑) 確かに弟的にはつらいでしょ。同僚が死に、本人も戦闘マシーンみたいに変わってくのが全部「お前のため」とか言われたら。でも弟も兄ちゃん愛してるんですよ。敵陣に突っ込んで兄ちゃんを探すんですが、この映画で一番美しい場面は、兄ちゃんが正気に返って弟の顔を見つめるシーン。 作品中唯一の救いと言ってもいいでしょう。 もうこの距離じゃちゅーしてもおかしくないだろってぐらい、ラブいです。 しかし、あんだけ先頭切って戦っていたのに弟が生きているとわかった途端、かつての味方に機銃掃射を浴びせる兄ちゃんはなんというか、かなりな私情暴走タイプだと思います(笑) もうね、主義とか国家とか関係ないのね(笑) 弟が全て。 兄ちゃん役のチャン・ドンゴンがまたカッコいいんですわ〜。日本で言うとそうですね、真田広之かな。まだちょっと若いけど。 兄弟愛の物語であり、戦争ものであり、弟の成長物語でもある濃ゆい作品。しかも長い(2時間半)。 性根を据えてご覧下さい(笑)
|