早瀬の呟き日記

2004年12月15日(水) その時歴史が動いた

ありがたくもNHKにて、カッちゃん死後のトシの箱館戦争をやってくれた訳ですが、欲を言えば山本耕史主演で見たかったところです。
三谷脚本と史実は一応分けて考えるべきだと個人的には思ってますが、今回の放送内容からするとさほど無理なく接続できそうです(笑)
カッちゃんに偽名での投降を進言したことに、トシは相当責任感じた筈です。切腹じゃなく斬首という結果になった訳ですから。たぶん彼自身、その時点で戦死の覚悟は決めていたでしょう。それがいつになるかの問題にすぎなかった。
どうも箱館政権にははっきりしない部分があるような気がするんですが、何故トシ以外の全員が新政府に入れたのか。普通ありえませんよ、独自の政権として抵抗した勢力なら。明らかに内戦ですよだって。
何故、トシだけが死んだのか。
これは完全に推測ですが、当初フランスという後ろ盾もあって政権樹立したものの、形勢を見てフランスは手を引いたのではないでしょうか。大国は小国の内戦に干渉するのが近代史のセオリーです。あわよくばフランスの勢力下にある政権が日本の一部、北海道に成立するかもというもくろみが、可能性を失った。見捨てられた箱館政府内では、降伏という意見が出たでしょう。官軍からも打診があったかもしれません。
しかし、少なくとも1人は猛反対した。徹底抗戦しなければ、あの世であの人に合わせる顔がないと、そう言った男がいた。最初から、生き延びる気などない男が。
しかも困ったことに、彼には軍才も人望もある。

どうなると思いますか?

私は、トシを、いや、土方と呼びましょう。土方を撃ったのは官軍ではないと思います。あそこに彼がとどまっていることを、知っていたとしか思えない。
彼がいなくなってどうなったか。そこに答えがあると私は思います。少なくとも、トシの遺体が行方不明のままであることが、幹部内での彼の立場を表していないでしょうか。志を同じくした仲であれば、誰かが探すなり碑を立てるなりしたでしょう。カッちゃんにそうした永倉のように。
箱館での彼が人が変わったように部下に対し温和だったのは(相変わらず斬る斬る言ってますが/笑)孤独だったからでしょう。
泣けてきます。
けれど。
もし幕軍側が勝っていたら、日本がフランスの強い影響下におかれたのだろうな、と思います。
歴史は残酷な神の所業だと感じます。


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琳 [MAIL]