INDEX|past|will


2005年09月25日(日) 絶対服従命令…その53/CDドラマ『ダイヤモンド』で徹底検証�ぅ�ア、エドゥアルトに神を語る。


キア:好きな人が出来て、その人と一緒になりてえって思うのは普通のことだ。それがもし、タブーの男同士だとしても、想いは純粋だ。




 今回のCDドラマ「ダイヤモンド」は、とにかくキアとエドゥアルトがその後どこまで進展しているか、エドのその後の生活はどうなのか、ちゃんと依頼人の話をキアに告白できるのか…等々、私なんぞには気になる箇所てんこ盛りだったのですが、まあ、エドゥアルトめ、キアとはその後どうやら進展、どんどん離れられなくなってる様子。特にキアのほうに、今回は相手を手放さないようにと、必死さが伺える、大満足シナリオでございました。


 まー私の悪い癖ですが(ヤダヤダ)「キア、てめー!6股掛けてるのかよ!?」と、エドゥアルトの純粋さを思うあまり、誰よりもまずキアに対し、憤りを感じずにはおれません。まずキア本人に、あの6股掛けは何とかしてもらわないと、と思うわけです。
で。何とかして、「実は本音の部分ではキアはエドゥアルト一筋」を何とかでっちあげたい…もとい、証明したいわけです(余計な世話)。



 さて。
 神学校を退学したエドゥアルト、というわけなので、これはAランクの続きな訳なのだが、誤算だったのは(そんな大げさではないが)、Aシナリオでいくと、私はエドゥアルトはもう神様を信じない子になってしまってると思ってたんですね。だって、Aランクシナリオの最後に、
「愛がなかったら生きていけないけど、神がいなくても僕らは生きていけるんだ」
というようなエドゥアルトのセリフがあるから。でもあれは好きじゃないな、あのセリフ、私は。


(実は私はこのAシナリオでは甘いと思っていた、きっとエドはまた神様…ってぐらつきだすだろうと。だからBランクシナリオの展開にAランクシナリオがリンクされる方法を取りたい、とずっと考えていた。神にあってキアとエドゥアルトは結ばれねばならないと)


 そしたら、いきなり今回のCDドラマは、エドゥアルトの切ない声で
「神様…」ときた。
一体この子は。やっぱり神がいないとダメなんじゃないの。よしよし。。

 しかし、実は私もこの苦悩には気づかなかった…エドゥアルトにしてみたら、キアとの関係は、


エドゥアルト:この関係が、僕がキアを騙すことによって成り立っている関係だと思うと、どうしようもなくて…



 ああーそうだったか!!この手があったか!!
 いかにも、エドゥアルトが悩みそうなネタ…しかしこれには気づきませんでした…だって、エドはもう神さまを捨てたと思っていたから。もはや神に頼れる道理がありません。

 それでもやはり、エドゥアルトは神にすがっていた…今度は愛する人への隠し事で。
 で、今回気がついたのは、キアのセリフの多さ。特に神さまが絡んでくると、饒舌になりますね。ゲーム本編でも、エドゥアルトを何とか落とそうと必死の説得を試みておりますね。そこには必ず神が絡んで参ります;



キア:人を愛することが神を裏切ることか?


或いは、



キア:人に施すのを良しとし、人を愛することを裏切りとする神なんてものは、神じゃねえ。ただのエゴイストだ。


などです。そしてキアはね…エドゥアルトに、こう言ってるんですよ;



キア:俺がお前を神の代わりに十分愛してやるよ。


 これは重大発言ですよね。
 これがあるからエドゥアルトは迷ってしまう。
 神の愛を信じているといいながら、神から何も答えを得られていない、と思っているエドゥアルト、その上男に惚れるような罪を犯している自分、そんな自分に神は愛も罰さえも与えてはくれない。非常にじりじりとした状態。


そこにキアが現れ、その圧倒的な強さで、神よりも愛してくれる、と言う。


実は、エドゥアルトはこれを待っていたわけで。
今回のCDドラマでそれは切々と語られる…;











涙。。。
エドゥアルトは、本気で必死だったんだよ、キア。
しかし、こうまで言われたら…男だったら冥利に尽きるってもんだよ、なあ、キア。
(いや、女だってそうだよ><)




 エドゥアルトは愛に飢えていた…絶対的な愛に。ここで思い出すのは、これがやはり「絶対服従命令」なんですね。愛の服従。キアの愛っていうとルイーズも同じで、絶対それ。
「俺がおまえを愛してやる、守ってやる。だから、おまえは俺のもの」という、庇護する者とされる者の絶対的な力関係。これが「絶対服従命令」なんだと思うんですね、まさにこのゲームのテーマ。そこに、愛があるんですよね、キアにもルイーズにも。


(…だからあんたら、6股なんてことになるわけだ><)


 その声に、エドゥアルトの心が揺れ動くのも無理はない…この少年は、もともとそういう、圧倒的な力を持つ者に愛されたい、護られたい、支配されたいといったどこか乙女な願望を持っているのだ、今まで、愛は神が与えてくれると思っていたが、神よりももっと愛してくれると言うキア。そりゃもうエドは一発でコロリ、です。


(ま、エドゥアルトはどうせ前からキアに惚れていたんだけどもさ…)




 そして、キアはエドゥアルトに対し、あの運命の募金活動の日、街角でこうも言った;



キア:わからないなら、試してみればいい。どちらの愛が本物か自分で探ればいい。



で…どうなんだろうか。
キアは本心からそう言ったのだろうか??

 残念ながら、このセリフを言った段階では、まだ気持ちは半分以上エージェントの仕事で仕方なく、というところだったと。だから今回のCDドラマの続きの展開に意味があるわけで。


 今回、エドゥアルトは本当にキアによって救われました…しかもキア、なんと、神のことを擁護するような発言をするのです;



キア:人を愛するってことは、感情の中でも一番尊いもんじゃねえのか?それを否定し、お前を苦しめるものは神じゃねえ。



 エドゥアルトを苦しめているのは、「おまえの中にある罪悪感だ」とキアは言う。
 エドゥアルトへの愛がよく伝わってくる、切々とした語りに、胸が熱くなりました…ついでに目頭も><。。


キアが、いかにエドゥアルトを愛しく想っているかがわかるのが以下のセリフです:


キア:俺は…おまえの負担になるのか?
エドゥアルト:そんな…キア!
キア:俺はお前に、信仰を捨てろとは言わねえ。本当は捨てて、俺だけを見つめて欲しいけどな。でも、それはお前にとっては、無理な話だと思うから、一歩譲ってやってんだ。だから、それはお前の好きなようにすればいい。


ううう、健気だなあ…キア><。。ウソみたい。。
かつてキアはエドゥアルトに「お前だけを見てくれない神なんか忘れろ」と言った。それが今回は「本当は俺だけをみつめて欲しいけど…」と来た(だから俺は浮気するとか、理由にはならんぞ、キア)。
これって、やはり、愛が進行中。



そしてキア、自分は神を信じちゃいないけど、と前置きしながら;



キア:これだけ世界中の人が神に助けを求めてんだ。お前が俺を愛したくらいで、神は罰を与えるのか?はっ…神はそんな、ちっちゃな心の持ち主じゃねえだろう。



 あのキアが、一生懸命エドゥアルトに神とは何か、をわからせようとしている。神を信じない、といいながら、熱く語っている。もう任務とは関係なく、二人は恋人同士となっている、その段階でのこのセリフ、非常に意味があります。


…このキアのセリフの間中、BGMに「それは服従の証」が流れております…心に染み入るように。ナイスタイミングで。


 あのキアが、切々と神を語る。キリスト教文化らしくてよかったと思います。洋物やる時にそういうことを感じさせられたら凄いな、と思う。たとえ作家が日本人で、読むほうも日本人でも、洋物扱う時はやはりその辺り掘り下げて欲しいものです。それだけやはり、欧州文化とキリスト教精神は深く、我々の土壌にはないものですから。

 まーしかし、日本人キリスト教徒の私ごときでも、大いに慰められました。特に「神はそんなちっちゃな心の持ち主じゃねえだろう」は、ぐっと胸に迫りましたね…私には。神の御心は私たちちっぽけな人間にはわからない。それくらい大きなものなので。だからこそ求めていかねばならないのですが。
キアはそのこと、ちゃんと知ってるんじゃないか。



キアにとってはエドゥアルトは神がくれたの贈り物で、
またエドゥアルトにとっても、キアは神の贈り物だった。
そういう展開で行って欲しい。
だからこれはもう運命なんですよ、二人はもう離れちゃいけないんですよ…


こんな深いシナリオ、他にあった?
私はキアエドで、我々が作家さんに試されていると思った。
そこに真のメッセージが込められていると。

(まー穿った見方してる、と笑われそうだけどね><)




えー、次回はいよいよ「エドゥアルトの告白」内容について言及致します…既にネタバレ><。。


nanami |HomePage(18禁注意)