カンラン 覧|←過|未→ |
普段より特に趣味らしい趣味がある風には見えないお父さんが 操作方法を手取り足取りさらさらっと教えてくれて レンズをきゅきゅっと拭いてくれちゃったりなんかして わが父ながら、この人今ちょっとかっこいいー、と思った。 ほれっ、と渡されたカメラはひんやり冷たく 構えてみるとずっしりとした重みを感じた。 おじいちゃんはこのカメラで 弟や私の写真を少しずつ撮りためていてくれたんだなぁ。 現在ではほとんどと言っていいほど 外に出ることのなくなったおじいちゃんのかわりに 私が外の空気にあてがてら、いろんなものを撮ってみよう。 少しずつ練習。 どうでもいいことなんだけど、 最近また気になっていること。 寝起きの後頭部がひどい。 小さい頃のようにからだ全体を使って一晩中、 部屋中をころがりまくるほどの寝相の悪さはなくなったものの、 今も地味に何かしらが行われているらしく、 毎朝後頭部の髪の毛がちぢれている。 ひどいときには結び目ができてる。 どうなってんだ、私。 夜中に一体何が・・・。
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