カンラン
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台風が近づき降りだした雨の中、書類持って役所へ。 担当課の窓口で「あの〜・・・。」と言いかけたところ、目の前で振り返ったのは知ってる顔した女性。 用件そっちのけで、「あの、○○さんじゃないですか?」と訊ねたところ、かなりの困惑顔が返ってきた。 「私、△△ですけど、覚えてないですか?」と言ってみても、困惑顔に変化なし。 うーむ。私の記憶に間違いはないはずだけれど、私の名字(←なかなか変わっている。)を伝えても反応がないっちゅうことは、もうすっかり忘れてしまってるんだなぁ・・・と諦めて、用件に戻ろうとしたところ、 「あれっ、エスちゃん!?」 っひゃぁ。覚えておられましたか。嬉しいなぁ。 二言目には、「信じられん。なんでそんなに若くなっとるん?」 最初はこっちの方が意味がわからんかったんだけれど、そうか、そうか。最後に会ったのは約2年前。私、髪が長かったんだ。 以前に噂で聞いていた通り、彼女は結婚されて名前も変わってた。 こういうことがあると、ほんと2年間とかって、いろんなことが起こるには十分な時間であるくせに、あっという間だと実感する。だって、結婚てそう簡単にちゃっちゃと事が進むもんでもなかろ?←未経験者の想像。 とにもかくにも、しばし互いに目が真ん丸くなるひとときを過ごしました。
まさかこんなかたちで再会するとは思ってもなかったので、役所まわりもしてみるもんだなぁと、相も変わらずしゃあしゃあ降り続く雨の中、感慨深く職場へと帰りましたとさ。
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