カンラン
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2007年05月15日(火) 呼び鈴

2、3週間に1度のペースで我が家の呼び鈴を鳴らす女性がいる。
年のころなら50代前半か。せいなる書物のススメにやってくる。

最初はたしか、ぴのきを抱いて玄関口に出て、話が佳境に入る前に何かの理由をつけてお断りをした。

次はたしか、ぴのきが寝ている間、夕飯の支度をしているこいそがしい時分にお出ましになった。
菜箸を持ったまま玄関に出たので、こちらが状況説明するまでもなく、相手が引き下がった。

で、今日、正午。
午後から予防接種に出かけることになっていたので、いつもより早くぴのきにお昼を食べさせ、やっと寝かしつけたところだった。
ピンポン鳴った時点で、お顔が浮かびました。ついでに、ぴのきも起きました。

正午! たいていの人はお昼食べてる時間だと思います。
どうもあの手の方は、時間の感覚がずれているような気がして仕方ない。
その人にしても、お昼ぐらい食べてからまわられては如何か。

そういえば、うちの弟は高校時代にホームステイを経験している。
ステイ先のお母さんが毎日そういった活動に出かけるため、毎晩夕食はマ○ドナルドだったと聞いた。
家族は? 受け入れたホームステイの子は?
優先順位が理解できない、と思ったのを思い出した。

話をもどして―
「まぁ、ごめんなさい。いつも間の悪いときに来てしまって…」と、いつもの女性は詫びを入れた。目を覚ましたぴのきの泣き声が聞こえたからだ。

結局、今日も話を聞くことはなかったのだけど、どうだろうか、そろそろこの辺で。

…でもきっと、その人にとったら、そんなことで心を乱す私は目先の忙しさにとらわれた憐れな人間なんだろうなぁ。

そもそものスケールが違いすぎて、平行線。


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